第一話 どこだかわからない場所で目が覚める
不定期投稿ですし、出すかもわかりません
目が覚めると、土の上だった。
……は?
周りを見渡す。
見えるのは木、木、木。
どう見ても森だ。
ココハドコ?
記憶の整理を兼ねて自己紹介をしよう。
相馬政治。俺の名前だ。
以前、なんで「政治」という名前にしたのかと親に尋ねたら、母曰く、
「なんか政治家になって欲しかったのよね〜」
とのこと。
人の名前の付け方って、みんなこんなに雑なのか?
まあ結局、法学部に進んだから途中までは親の予想通りだったのかも。
今は中小企業の管理職。
……まあ、会社は赤字だけどな。
大学受験までは良かったんだよ?
高校は男子校で、寮生活だったせいで女子との接点がなく、年齢=彼女いない歴、27年。
それはそもそも半分諦めてたからいいけどさ。
娯楽がないからといって、それなりにお金遣いが荒くなった。結果、お金がないから友達にいろいろ売って回ったりしたな。
ゲーセンでとったぬいぐるみ、フィギュアを取った値段+200円とかで。
その時はまだ「転売ヤー」ってあだ名で終わったよ。
大学ではサークルに入って遊んでいたらいつの間にか三年生。結局、彼女はできなかった。
就職難の世界では大手に入ることはできず、中小企業に入ってしまった。
まあそんな話はそこそこにして、もう一度現状整理だ。
ココハドコ?ワタシハドコ。
現在地が不明すぎる。
何が起きたかを整理しよう。
いつも通り出勤途中だったはずだ。
そしたら目の前が真っ暗になった。
うーん、わからん。
そして目が覚めたら、よくわからない場所にいた。
地面はコンクリートではなく、土だ。
周りを見渡すと、木ばかりだ。たぶん森なんだろう。
最近は地面が土の場所のほうが珍しいのに、加えて森まである。この近くにそんな場所あったか?
どこか分からないけど、とりあえず会社に連絡するか。
ガサッ。
急に草むらが揺れた。
おいおい、……まじか。
そこにいたのは、どう見ても
スライムだ。
……しかもこっちを見てる。
これは夢だ。そうだ、会社に行かなくていい夢だ。
でも現実はそんなに甘くないはずだ!
そろそろ夢から覚めてもいいんだよ?
今日は怒らないからさ。
そんな願いも虚しく、スライムは眼の前にいる。
「これ無断欠勤扱いだよな……」
スライムを目の前にして最初に考えることがこれなんて悲しいな。
頑張っていきますので、よろしくお願いします




