その想像力の根源は
子どもが産まれた。
子ども達は凄いと思う。
何が凄い?
その想像力。
かつて、幼い頃に自分にもあった空想の世界。
ジャングルジムを家と見立てて、見えない料理を振る舞い、すぐに病院になり患者の手当てをする。
またある時は、手にした人形を赤ちゃんと言い、甲斐甲斐しくお世話をする。と思いきや、その人形を投げ捨て違う玩具と戦わせる。
「…不思議だ…」
と思う。
何故、こうした簡単な想像力は大人になると失われてしまうのか。大半の人は同じように考えているかもしれない。
子ども達の想像力はオリジナリティに溢れている。誰かの真似のようで、そうではないことが多い。
浮かんだ考えをそのまま目の前に出す感じだろうか。
大人はきっと違うだろう。何か元となるモノがあって、そこからアイデアや経験、知識を組み合わせて形作るのではないか。
以前出来なかったことが出来る大人でも、出来てたことが出来なくなったのは悲しいことである。
しかし、希望は無いわけではない。
子どものアイデアや想像力を盗めばいいのだ。
大人はそこから様々なモノを付け加え、他者も楽しむことが出来るように「仕上げる力」がある。
子どもの「想像力」と大人の「仕上げる力」を掛け合わせ、誰かの真似のようで、そうではない世界をつくってみたいと思う。