プロローグ
今回は頑張って続けたいと思います。
遥か昔の事だ。とある国の最果ての村に、手の甲に刻印が刻まれた赤子が生まれ落ちた。
それから、世界各地で刻印が刻まれた赤子が次々と産まれだした。
その赤子達は誰一人の例外なくとある能力が備わっていた。
今までは、エルフの中でも司祭系の職業の者だけが干渉する事が出来た、
精霊に干渉できると言う物だ。
その中でも魔法の才が有る者は精霊と契約することにより精霊魔法を行使できる事が判明した。
せれからだ、今まで近郊を保っていた国同士が衝突したのは。
この戦いは後に六代帝王伝と語り継がれる事になるのだがそれは後程。
戦いが始まって一年が過ぎようとしたとき、ある国がこんな提案をした。
「自国で一番強い精霊使い同士を競わせるのは。」
すると、またある国がこんな事を言った。「負けた精霊使いは勝った精霊使いの国の所有物になる。」
この提案に各国の王は賛成した。
この戦いに勝てば自国の軍事力を低下させることなく敵国の主力を取り込み、
その上従僕国に出来るならやらない理由が見当たらない訳である。
§ § §
戦いはトーナメント形式で行われ勝ち抜け戦となった。
時には舞台が高熱で溶かされ、時には会場全体が氷づけになり、ときには雷が迸る事も有ったが、
最後まで残った六国の代表が後の六帝と呼ばれる存在だ。
六帝の戦いはバトルロイヤル形式で行われた。
炎·雷·氷·土·風·光の使い手達の戦いは今までの比ではないほど激しさを極め決着が着いたのは戦いが始まってから半日程経った頃だ。
最後まで舞台に立っていた光の-後の光帝-使い手だった。
光の使い手が産まれ育ったのは、聖国クラリスなのでこの戦いはクラリスの勝利となり幕を閉じた。
聖国クラリスは後程、征主国クラリスと呼ばれる事になる。
§ § §
時は経ちクラリスが納めて、数千年たった。
この頃は刻印を持つ者が世界の3/1を締める程と成った。
刻印を持った子が産まれた事により、平民から貴族に成った者もいる。
だが、そのまた逆もしかり、爵位が格下げに成った貴族も居れば平民に落とされた貴族も居る。
例を挙げるなら六帝の一人氷帝が有名だろう。
彼の者の一族は、代を重ねるにつれ[体内保有魔力]が低減した事によりマギを主食とする精霊と契約する事が困難と成った。
貴族の位は元が元なので下手な貴族より権限は上だが、爵位の位が下がった事は事実なので没落貴族と呼ばれている。
これは、そんな一族の過去の物と成った栄光をに取り戻すため一人の少年が幾度となく迫り来る困難と危機を乗り越え成長する物語。
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