体育祭-本番-(終)
ある意味、体育祭を滅茶苦茶にした本人は居らず、誰も収集できないでいた。
しかし、相手が相手だけに誰も名前を出せなかった。
また、体育祭が終わった後も尾を引きそうな勢いである。
「フフッ、どうしましょうか」ブツブツ
「薬殺?それとも物理的に?」ブツブツ
「孝之・・・・・カンキン?」
「「「後始末くらいしていけよ!!!」」」
そのころ本人は、隠れ家で今後の予定と情報収集をしていた。
「ここはいつ見つかるだろうか。そう簡単に見つかるような場所では無いはずだが・・・」
師匠ですらここを見つけるのは難しいだろ。
しかし、敵はあの『榛里カンパニー』だ。
何処からどう攻めてくるか予測ができないからだ。
相手の動向も分からないままでは、動こうにも動けない。
「まだ大丈夫だとは思うが・・ ・次の地点は」
俺の隠れ家は、県外を含めると100以上ある。
小さいものからビルの一室まで予測不能のことを考えてだ。
それが今日になるとは・・・。
「それにしても違和感がなさなすぎるな」
そろそろ何処がバレてもおかしくはないはずなのに、どこの隠れ家も、捨てたメイン携帯も反応がない。
「もう既に・・・敵は攻めてこんでいるな」
俺はすぐに服を準備し、誰にも見せたことがない秘技をすることにした。
「これをすると、1ヶ月は元に戻れないからな・・・よし、グギッ、メキッ、ボキッ・・・・痛い。ボキボキ、メキメキッ!」
「うん、体・髪はこれでよし。声もアーアー・・・あー・・・よし!」
「これで、何処からどう見ても俺とは分からないはず」
そこにいたのは、孝之(?)ではなく小柄な女性がいた。
「監視カメラには、何も写ってないから。出てもいいだろう」
この俺の判断は、間違ってはいなかった。
「よし、誰もいない」
そう、父方の代々の墓。先程まで、骨壺といた。
町中にいても、誰も気づかない。完璧な俺・・・ここではドヤ顔はしない。
「体育祭は終わったかな」
俺は学校を覗いてみた。
「父兄も集まって、片付け中か・・・一旦、戻るか。次の準備もあることだし」
「帰ってきませんね」
「・・・帰ってこない」
「孝之・・・」
片付けも終盤に差し掛かった頃、屋上では三人の女子生徒が話をしていた。
「網は?」
「国内外全ての隠れ家を探しましたが何処にも・・・監視カメラにも」
「そう」
「・・・変装は?孝之なら完璧に変装できそう」
榛里は首を降った。
「骨格から隈無く検知できるものを使いましたけど・・・それでも」
「・・・骨格から変えたとしたら」
「「!?」」
「いくらなんでも人間には不可能・・・」
「・・・霧山孝之という生物で見た場合は?」
「「できそう」」
まさに、 網に引っ掛からないのは骨格からすべてを変えたからである。
「さすがに・・・」
「「はぁー」」
三人の女子生徒の溜め息が無くなるのは、時間はかからなかった。




