素顔(6)
あの交流会が無事に?終わった。
放課後になるまでの間、授業は榛里のお陰(笑顔)で無事に進み、昼御飯はいざこざもありながらもみんなで食べることで収まったらしい。
ちなみに俺以外ね。俺は有保に報告するのを兼ねて燐たちがいる2組で食べた。
そして、掃除とSHRが終わる。
ブーブー
小倉さやか
『件名 ( ・◇・)?
どこに行けばいい?』
まあ、少しは分かったから大丈夫か。俺は『用件は終わった。今から部室に向かう』と返信する。直ぐに『分かった』とメールが来る。
「よし」
ガタ
立ち上がると同時に「孝之、また明日」と二三矢が言う。
「またな。部活頑張れよ」
「おう」
二三矢が右手を上げて教室から出ていく。
「俺も我が儘お嬢様のところにいきますか」と言いながら歩き出そうとすると、周りと和気あいあいしている榛里が話しかけてくる。
「あの、これからみなさんと帰るのですが霧山君もどうですか?」
「ごめん。友達から手伝いを頼まれているからまた今度」
「そうですか・・・」
榛里が考え込む。この感じは何か嫌な感じがする。ブルッ
「ねぇ、どうしたの?朱鳥ちゃん帰ろ」
周りにいる女子が言う。よし、このまま帰れ。回れ右。
「・・・みなさん、ごめんなさい」
「「「??」」」
いきなり謝る榛里に俺を含めて頭の上にクエスチョンマークが出る。
「これから美術部に行きたくなったのでみなさんと一緒に帰れません」
「それなら、私たちも付き合うよ」
一人の女子が言う。
「ごめんなさい。こういうのは一人で行きたいから」
榛里が頭を下げる。
「朱鳥ちゃん、頭を上げてよ!
謝るのは私たちの方だよ。朱鳥ちゃんのことを考えてなかった・・・」
「「「「ごめんなさい」」」」
「私こそ先に言わなくてごめんなさい」
「ううん。私たちも悪いから」
「今日は一緒に帰れませんが、明日一緒にどこか美味しいケーキでも食べに行きませんか?」ニコッ
「「「///」」」コクリッ
また出た、キラースマイル。あっ、今回は鼻血出てません。
「みなさん、さようなら」
「朱鳥ちゃん、また明日ね」
「バイバイ」
お互いが手を振る。
ブーブー
「やばい」
『件名 (*`Д´)ノ!!!
早く来て!』
「榛里さん、また明日!」
俺は急いで物理部の部室に向かう。
「―――」
教室の入り口で榛里を見ると何か言ってるが無視する。これが一番。




