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脇役は脇役らしく日常を送る  作者: white-under
転校生はドキドキするもの
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噂の転校生(3)

 前回のあらすじということにしよう。

『幼馴染みの燐とよくわからないことになった孝之。午前中その事を考え、昼休憩になったので3階の売店に行くがあの生徒会長に捕まったせいでパンを買いそびれる。そこで思い付いたのが保健委員長こと我らクラスのマドンナ、速川美咲ハヤカワミサキ。孝之は考えた委員長ならばこの状況を助けてくれるのではないかと。しかし、委員長を見つけたもののそこには……』

ドス、バタンッ。


「さすが新聞部兼文芸部の部長だな。でもここまでされると引くぞ」

 俺とこいつは出会った最初の頃、俺たちが知っている情報を交換をして仲良くしていた。だが、日が経つにつれて俺自身もターゲットになってしまった。だから今回は殴った。


「このバカをどうするかは後にしておいてと……委員長、弁当忘れてからどうにかして」

「はぁー、今ので駄目になった。そのバカを保健室に連れて行かないといけないからな」

 美咲は苦笑いをしながら答える。


「こいつを出せば良いんだよね?出せば何かくれるんだよね?ククッ」

「……ええ」

 美咲は俺の声の変化に引きながら答える。俺はその返答を聞くと直ぐに行動を起こす。

「おい、有安起きろ!いいネタを教えてやる」

ピクッ。

 俺の言葉で大俣有安オオマタアリヤスの体が反応する。そして、耳元で囁く。

「この前の-――は――――――だったよね?」

シュパッ。

「何で知っているだよ!誰にも言ってないぞ!」

 有安が声を荒げる。

「フッ、俺とお前が同じ考え方をしているから。まあ、ほんの一部だけど」

「その事、誰にも言うなよ!」

「言わないからさっさと出・て・い・け」

「わかった、わかったから」

有安が「俺この教室何だけどな~」と言いながら渋々と出ていく。


「はい、邪魔物はいなくなった」

 俺は美咲に右手を出す。

「えっ……あっ」

ガサガサ。

「はい」

 美咲は鞄からパンを2個出し、孝之に渡す。


「ありがとう。貸し1ね」

「?」

コテンと美咲が首を傾げる。

((((可愛い))))

俺と本人、燐以外のクラス全員の顔が赤くなる。

俺は笑う。

「ハハッ、とんだ悪魔が棲んでいたようだ。情報修正しないと」

「あたしは悪魔じゃない。悪魔はお前だ。それより、貸し1は何だ?」

「パンのお礼。困ったことが起きたら相談してね。助けるから」

「助けてもらうことはないけど、アンタに貸し1は大きいかもね」

「ハハッ」「ふふっ」


 こうして騒がしい昼休憩が終わっていくのであった。そして、次項は午後の授業。


「えーと、私はどうすれば」

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