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女神より奪いし者 〜最強チートの異世界ライフ〜  作者: シンクレール
第2章 王都への旅路
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15話 やっと出た女神

 ああ、目の前にいる2人はなんて美しいのだろう!!ここまで美しい女性に会うのは10分ぶりだ!1人は純白に輝く羽を背に生やす女神!!もう1人は黄金の瞳をギラつかせ、濡れ羽色の美しい髪を地に垂らしている魅惑の少女!!


 ああ、何故涙が零れるのだろう?余りにも美しい2人の女性を見ることが出来たからだろうか!!



 ーー泣きたいからだよクソッタレ




▲▽▲

 



「桜が見たいなぁ」


 妖しげに輝く満月の光に照らされ、無駄な装飾品を大量に取り付けた、私は高いですよ〜と主張して止まない馬車に乗りながら、俺はそんな事を呟いた。驚いた事にこの世界は四季も暦も地球と同じだった。まあ、それならそれで何の問題も無いのだが。


 つまり、今の季節は春。4月だ。異世界に来ても『春』だの『4月』だのを口に出すのは違和感ありまくりだが、俺の適応力を持ってすれば大した問題では無かった。(無関心なだけだって?その通りですよ)


 4月と言えば桜だろう。日本人の俺はやはり春がくれば自然と桜が見たくなってしまう。夜桜が懐かしい…俺は望郷の思いに暮れながら周りを見渡すが、周りに見えるのは颯爽と茂った草木ばかりだ。


 ーー春の夜風が俺の頬を撫でた。


 後ろであの豚を入れた≪結界結(ボックス)≫が土を削るガリガリという耳障りな音を発している。馬たちも可哀想に。あの豚はとても重いだろう。まあ、こうなったのは俺が提案した案が採用されたからなのだが。


 ーーあの後挨拶を済ませた俺は


【割愛するなって?俺の友人の人数がバレちゃうじゃんか!まあ、100人くらい(嘘)に挨拶して回ったから今の俺はくたくたなんだけどね!!ホ、ホントだよ?俺は友達が一杯いるんだよ! ーーエミィだけが悲しそうな顔をしてくれました】


 馬車の所まで戻り、全員でプタ・テプールをどうするかを話し合った。1番多かったのは紫水晶の状態のまま王都まで運ぶという誰にでも考え付くような面白くないものだった。と言うか俺とランド以外の全員だった。


 ランドの意見は即座に却下された。(俺は大賛成だったのだが…)ランドの案はこの豚を生身の状態で縄を使って縛り、馬車に引かせると言うものだった。無論、皆(俺以外)はドン引きしていた。どうやら殺しはしないとはいえ、最低限の仕返しはしたい模様だ。当然だろう。あれだけの事をされたのだから。


 ーーその意見については俺も考えていたのだが、問題があったのだ。


その問題とはーー『臭い』


その一言で説明は十分だろう。10日間旅をするのだ、近くに臭いものがあると困る。


 そこで俺の意見が採用された。(押し切った)俺の作戦は実に簡単。プタ・テプールの全身を元に戻し、≪結界結≫に入れて馬車で運ぶと言うものだ。


 対したこと無いって?そんな事は無い。何て言ったってあのランドですら大手を振って賛成してくれたのだから。この作戦の恐ろしい所は排泄物を処理出来ないと言うところにある。


 想像して見て欲しい。10日間排泄を≪結界結≫の中でしか出来ないと言うことの意味を。10日後、中はどうなっているのだろうか?(飯は3日に一度パンくずをあげます。優しいでしょう?ーーまあ、あいつは肥え太ってるから時々水を与えてやれば大丈夫だと思うが)ちなみに≪結界結≫は中からも外からも見えない仕様にしていて、防音、防臭を完備している。


 中では今が昼か夜かも分からず、叫んでも声は俺たちに届かず、飯も自由に食べる事も出来ないという状態だ。


 ん?流石に酷すぎやしないかって?いや、ランドの家族がされた事を考えればこれじゃ生温いくらいだ。あんな美人をこの豚が好き勝手していたと思うと…ヤバイ。何がヤバイかって?想像して見たまえ。この豚が金髪美女を好き勝手するシーンを。な?ヤバイだろ?


 ーーもう日が沈んでから随分と経った。今宵は満月。月はいつもより多くの光を降り注ぐ。先程、俺たちは就寝するために馬車を止め、飯を食い、寝袋に入った。夢の世界はすぐそこだ。



 世界が、暗転するーー




 ▲▽▲




 ハッと目を覚ました俺は、あたりを見渡す。何処も彼処も神々しい光で満たされている。ここはーー


「お久しぶりですね。和人さん」


 ーー俺は久しぶりだとは別に思わない。ラフィスと一緒にいたからな。それにしてもこの三年間放ったらかしとか流石に酷いと思うんだがね。そこんとこどうよ?


「本当にお久しぶりです女神様。あなた様はいつ見てもお美しい。で、要件は?」


 ーー俺は『で、要件は?』の所だけは冷淡に言い放った。イライラしているのだ。疲れてるってのに……明日にしろよ。


 一体何故このタイミングなのだろうか?今日あったことで特に不思議なこと…やはり、あの声に関係しているのだろうか?アレは前にも聞いたことがあったし確信は持てないが、アレくらいしか思い浮かばない。


「ムゥ〜冷たいですね、和人さん。女性には優しくと教わらなかったんですか?」

「女性?はて、一体どこにそのような者がいるんでしょうか?見当たりませんね」

「目の前です!目の前に美しい女性がいますよ!!」

「ああ、これは失礼。後光が眩しくて見る事が出来ませんでした。で、要件は?」

「もう〜年上の女性をからかっちゃ駄目ですよ?メッ!」

「メッ!じゃねぇんだよっ!!要件を言えよ!そんでもって早く寝させろ!!!」


 今日は色々あって本当に疲れてんだよ!!雑談する暇あったらとっとと要件済ませてくれよ!!


「せっかちですね。まあ、いいでしょう。和人さんは『帝王の声』を今日聞いたと思うんですが、間違っていませんよね?」


 『帝王の声』?アレってそんな名前なのか。随分と大層な名前だな。


「ああ。で?」

「和人さんには何故この世界に来てもらったのかを聞いてもらいます」

「ヘェ〜ソレハキョウミガアルナァ」

「もっと心を込めて!」

「興味無いから寝させてくれよ!!」


 俺は心を込めてそう言った。もうそんなのどうでもいいじゃん!!明日にしろよ!!


「そうは行きませんよ和人さん。じゃないと此方の世界に来てもらった意味がありませんから」

「ああ、そう。もう何でもいいから話を進めてくれ」

「分かりました。貴方にこの世界に来てもらった理由は3つあります。一つ目はラファエール教の腐った上層部を駆除する事。二つ目は新たに始まろうとしている人魔大戦を事前に止める事。三つ目は世界の滅亡を阻止する事です。分かりましたね?」


 ………うん。中々に面白いジョークだった。さて、もう寝るとしよう。ここの地面は硬いから寝にくいんだが、まあ、ふかふかのベットでしか寝ることが出来ないというわけでは無いし、目の前のアホ女も寝言を言わなくなるだろう。


 ーー俺はラファエールに背を向けて横になった。


「あ、寝ないでください和人さん!大事な話なんです!!」


大事な話?くだらない冗談の間違えだろ。


「寝言は寝て言え」

「辛辣ですね!?紳士だと言ってたじゃないですか!!紳士は女性に優しくすることが大事な使命なんですよね?私にも優しくして下さい!!」


いや、そのお願いはどう考えても個人にするべき物じゃ無いだろう。だって宗教団体の上層部を潰せとか面倒な事になるのが見え見えだし、他の2つに関しては呆れて溜息もでない。正直、やってられん。


それにしても私にも優しくしてください。かぁ、エロい言葉に聞こえるな…あ、そうだ。


「じゃあ、その大きな胸を触らせて下さい。そうしたら大人しく話を聞きます」


勘違いするなよ?『話を』であって『言うことを』ではない。


「え?胸…ですか?はあ。別にいいですけど」

「えっ!?マジで!!??」


 こいつ貞操観念ってものが無いのか…?と思いながら俺が早速触ろうとしたその瞬間、


「何馬鹿な事言うとるんじゃお主!!」


 という声とともに伸ばしていた手が手首の所から斬り飛ばされた。ーー痛い!!メッチャ痛い!!いや、切られてもおかしくないような事は確かにしたけど!ホントに切らなくてもいいじゃん!!ってか誰だよお前!!!


「ああ、駄目ですよニーナ。人の手を切り飛ばしてはいけないと言っているでしょう?」


まるで普段から切り飛ばしているかのような物言いだな…


「いや、そうは言うがな、このスケベ男には一度痛い目におうて貰うのが一番だと妾は思うわけじゃよ。分かるじゃろう?ラファエール」

「はあ。でも和人さんは胸に触ろうとしただけですよ?別にいいじゃないですか。減るもんじゃ無いですし」


そうだそうだ!!減るもんじゃねぇんだから触らせろ!!


「いや、その考えは甘過ぎると思うがのう。なあ、お主もそう思うじゃろう?小童」


完成された吸血鬼(スクレ・ヴァンピール)≫で傷を治したおれは割と切れていた。いきなり切るとか酷いじゃん!このスキル無かったら俺は片手使えなくなってたんだぞ!!一生だぞ!一生片手だぞ!行動が軽薄すぎるだろうが!!


「知るか!まだ痛いんだよ!ってか誰だよお前!!どっから出て来た!?」

「うるさいのう。ほら、とっとと説明せんかラファエール」


「はい。この可愛い女の子は竜族の中でも最上位に位置する神竜。黒竜のニーナ・レ・アルヘルちゃんです。分かりましたか?」


 うん。何を言ってるのか全然分からないしどっから出てきたかも答えていない。100点満点中40点の回答だね。え?なんで40点なのかって?そんなの適当に決まってるだろ?


「分かりません。全ッ然分かりません。最上位って何の話?神竜ってなに?黒竜ってなんなの?分からない事だらけなんだけど」

「最上位は竜族の中で最強クラス。神竜は神のごとき力を持った竜。黒竜は竜族の中でも黒い鱗を持つ特別な竜。分かったか?小童」


 さっきから小童、小童と…お前と俺の年齢は変わらんだろ!!……まさかこいつも見た目と年齢が釣り合わないタイプか?


「なあラファエール。そのニーナとかいうチビ助をどっかにやってくれないか?正直相手すんの面倒臭い」

「なっ!なんじゃとスケベ男!妾がチビ助だと!?この姿は仮の姿じゃ!!なんなら元の姿に戻って喰ろうてやろうか!!」

「やってみろチビ!!お前なんかなぁ、ボコボコにした後で身長の割りにはたわわに実ったその二つの果実を揉みしだいてやるわっ!」

「上等じゃクソガキッ!!もし妾に勝てたら胸どころか妾の全てをくれてやるわっ!!」

「落ち着いて下さい2人とも!!!」


「「黙れクソ女神!!」」


俺たちは息をピッタリ揃えてそう言った。が…


「…………ハイ?イマ、ナニカイイマシタカ?」


 やばい…ラファエールがカタカナ語を喋っている……また落とされたら洒落にならん。煽てておこう。


「い、いや、女神様はお美しいなぁと言いました!!なぁニーナ?」

「あ、ああ。本当にラファエールは美しいのう。妾の美貌が霞のようじゃ」


 霞のようって…すごいオーバーな表現だな。こいつ自身濡れ羽色の髪に金色の瞳で怖いほど綺麗なのに。


「そうですか。それはよかったです。では、大人しく私の説明を聞いてくれますね?」

「はいっ!女神様のお声が聞けるだなんて!光栄の極みです!!」

「ありがとうございます和人さん。でも、その気持ち悪い敬語はやめて下さい」

「妾もそう思っておったんじゃ、やはりラファエールとは気が合うのう」


 …………何なの?俺の敬語ってそんなに気持ち悪いの?この世界にきてからバッシングが凄いんだけど。もう、敬語使うのやめようかな…


「やめるから話を進めろラファエール。なんでニーナが出てくる必要があったんだ?それに一つ目と二つ目の頼みはともかく、三つ目が抽象的すぎるだろ。ちゃんと教えろ」

「はい、ニーナちゃんに来てもらったのはですね。貴方のパートナーとしてニーナちゃんが選ばれたからなんです!!わーパチパチパチパチー」


 は?こいつとパートナー?パートナーってアレだよな。常に一緒に行動する的なアレだよな?初対面で俺の手を切り飛ばし、ほんの数回言葉を交わしただけで喧嘩になったこいつとパートナー?


 悪い冗談だろ…なぁ、冗談だと言ってくれよ……って言うか冗談だって言えっ!!


「ああ、言っておくが冗談ではないぞ。妾もお主なんぞと一緒に行動するのは嫌なんじゃが、決まったことじゃし、諦めろ」


 そんな俺の心を読んだかのような事を言わなくてもいいだろ…冗談であって欲しかったのに…絶対に喧嘩から殺し合いとかに発展しちゃうよ……



 お先真っ暗だ……


不思議とこの光で満ちた場所が暗くなったように思えた。




 〜冒頭に戻る〜




 ーーまあ、決まってしまった事は仕方が無い。うん。そう割り切ろう。じゃ無いとストレスで死んじまう。


「はぁ…分かったよ。で、何でこいつとパートナーにならなきゃいけないんだ?ってか三つ目の話に対してちゃんと説明しろ」

「はい。ニーナちゃんと行動を共にしてもらうのは一つ目のお願いを叶えて貰う時に役立つからです。三つ目のお願いに関しては後で説明します」

「何でそのチビが腐った上層部を皆殺しにするのに役立つんだ?」

「別に皆殺しにしろとは言っておらんじゃろ。頭のできも悪いんじゃな、エロガキ」

「はぁ?生かしといて何かメリットでもあんのか?皆殺しの方が後々面倒な事にならずに済むだろうが。そんな事も分からないのか?これだからガキはダメダメなんだよ」

「何がガキじゃ!妾はもう3000超えておるわっ!」

「ちょっと、ケンカはやめて下さい。二人とも捻り潰しますよ?」


 こ、怖い…ラファエールが滅茶苦茶怒ってる…くそッ!あの自称3000歳のチビがウザいからこうなるんだ!!


「なぁラファエール。俺、アレやだ。チェンジで」

「出来ませんよ!?なんで嫌なんですか?ほら、ニーナちゃん可愛いでしょう?私は気に入って貰えると思ったんですが…」


まあ、可愛いとは思うが、性格がなぁ…


「妾もこの小童とパートナーになるのは嫌じゃ!年上に敬意を払わん愚か者なんぞと一緒にいとうないわっ!」

「黙れチビ!何が3000歳だ!妄想野郎はお呼びじゃねぇんだよ!なんならボコボコにしてお前の全てとやらを貰ってやろうか?お前みたいなアホ、パートナーにいらんわっ!」


「出来るのならやってみせよこのエロガキがっ!お前なーー」




 〜10分後〜




 俺とニーナはボロボロの状態で床に倒れていた。相打ちだったのかって?真打が登場したんだよ!!


「黙って説明を聞いてくれますね?」


心なしか空気が冷たい。


「はい。勿論です女神様」

「よろしい。では説明を続けます。ニーナちゃんは私の神獣だとラファエール教の聖書に記されています。和人さんには私の使いとしてニーナちゃんと協力して上層部を取り壊して欲しいんです」

「神獣ってなんなんだ?」

「使い魔の最上階に位置する存在の事です」


使い魔か…そんなのいたんだなこの世界。アルフレッドの奴…せめて戦闘系に関してはきちんとした知識をくれよ!それにしても…


「ラファエールが直接解任すればいいじゃないか」


何で俺がそんな事せにゃならんのだアホらしい。


「女神が現界に姿を現せるわけがなかろう。そんな事も分からないとは、救いようの無い馬鹿じゃな」


 ……もう取り合わないぞ。無視だ無視。だいたい俺がそんな事知ってる訳ねぇだろ!


「じゃあこいつがいれば簡単に潰せるんだな?解任させた奴らは生かしておくのか?」

「簡単にはいかないと思います。本来は簡単に解任出来る筈なのですが……それが出来ないから助力を求めているのです。それと、生かすも殺すも和人さんの勝手です。特にどうして欲しいとかはありません」


 成る程…でも、人族の主教であるラファエール教を敵に回すのは人族を敵に回すのと変わらない筈だからなぁ。正直、戦力的に不安だ。


「なあ。ラファエール教の上層部を敵に回して俺は勝てるのか?」


俺の声はかなり不安気だったと思う。


「ちょっと怪しい所ですね。でも、だからこそ貴方を『現人神』にしたいと考えています」

「『現人神』?何それ」


「神のごとき力を持つ人のことじゃ。妾の人族版じゃな」


「強くなれるのか?『現人神』とやらになれば」

「ええ、確かに強くなれます。まず、<王格>が跳ね上がります。それと、物質創造能力と、不老不死のスキルが手に入ります。まあ、後は魔力総量が増えたり、身体能力が上昇したり、色々と向上しますね。何と言っても、『人』から『神』になるのですから」


 ヘぇ〜確かに強くなれそうだな。でもさ、俺、物質創造能力と不老不死のスキルもう持ってるんだけど。


「和人さんは既に2つのスキルは使えると思うので、その分王格を強力にしようと思います。でも、流石に強くなりすぎるので、『ーーーーーーー』と、唱えてから10分だけ効果を発揮させる予定です」


俺の疑問にはラファエールが勝手に答えてくれた。にしても何か損した気分だな。まあ、別にいいけど。


「なるほど…分かった。じゃあ、普段は全く効果が無いんだな?」

「いえ、多少は強くなれる筈です。ただ、劇的な変化ではありません」

「じゃあ、三つ目の説明に移ってくれ」

「はい。この世界には10人の魔王がいるのですが、全員を退治すると元第一魔王が全ての魔王の力を吸い取った『魔神』になります。『魔神』を倒すと『魔神の心臓』が手に入るのですが、それを潰せば世界は大爆発してゲームオーバーなんです。分かります?」


 冗談…じゃ無いんだろうな……なんだその滅茶苦茶な設定。なに?世界が大爆発してゲームオーバー?馬鹿なの?ねぇ、そんな事考えた奴馬鹿だろ死ねよ。


「ちなみにコレを考えたのは前任です。私じゃありません」

「あ、そう。で、何をどうすればいいんだ?」


 まあ、要するにそんな馬鹿な事をしようとしている馬鹿がいるんだろう。どこの馬鹿だよ。


「和人さんには貴方の師匠、アビスの弟であるヴァレフィオルを倒して貰います。でも、出来れば説得して欲しいんです。よろしくお願いします」


 アビス?師匠の弟?説得?何を言ってるんだこいつは。ちゃんと説明しろよ。


「あ、時間がきたようです。では、頑張って下さい」

「は?ちょ、待てよ!!!まだ全然わからなーー」




 ーー意識が、途絶えた。最後に見たのは、ラファエールが笑顔で手を振っている所だった。



今回は何の問題なく帰れますように……俺は、そう願った。





どうだったでしょうか?誤字、脱字等ありましたら、教えて頂けるとありがたいです。

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