第3話 スキルはすごいのかすごくないのか誰か教えてくれないか
魔王様
魔王妃
魔王城
魔王軍
なんてこった。
どうやら魔王の子供に転生したらしい
俺、勇者になるハズですが?
もしかしたらここでは魔王の更に上がいたりして
えーっとそう、悪魔!悪魔みたいな!
悪魔みたいなのを勇者が倒す!とかそんなとこか!
気を取り直して「ちち、はは」と言葉を発するまではそんなに時間がかからなかった。
とりあえず喋る!ということに幼いながらに(中身は32歳だが)例の言葉が言えなくてはまず始まらない!と思ったからだ。
あと少しで7歳になるが0歳からバッチリ記憶持ちな俺は、甘やかされている自覚があったので甘やかされながらもちゃんとしようと必死になった。相手の期待に応えたいというサラリーマンの時の癖が抜けない。
ここまでを振り返ろう
0歳から3歳までは歩くことと、周りの環境にいち早く慣れるように必死だった
4歳からは歩くのなんて御茶の子さいさい…とは言わないか。
朝飯まえだ!
魔王国について話を聞きたいが、上手く喋れない
5歳からは作法の練習が始まった。
やはり貴族?という部類に入るのだろうか
敬語なんてマスターするのに時間はかからなかった。
どれだけ使ってきたと思っているんだ!
他の国には階級もあるらしいが、ここでは魔王様1強だそう
魔王国では魔族という種族が主に暮らしているということは分かった。
正確には魔族というカテゴリーで、他にも色んな種族がいるとか。
お抱えの執事がついたのもあって、めきめきとこれぞ王子!みたいな顔つきになってきたと思う!魔族だけど!
何よりも顔がいい。自分で言うのもなんだが顔がいい。
銀髪のサラサラな髪。瞳は大きくグレーでやや切れ長なところは父に似たのではないだろうか?
父のような角はまだ生えてはいないが、そのうち生えるのだろうか。あれがあると魔族っぽいけど帽子被ると思ったら邪魔そうだよなあ。
まだ成長途中なので、周りからは女の子と間違えられるがこんなにも過保護にされるのは、中身が32歳なのでなんだか申し訳ない気持ちもする。
おれには専属の執事とメイドがいて、執事は”バルド”と言う。
身長が高く、黒髪の長髪で頭の後ろで長い髪を低く一束に結わえられていた。
年齢は30代中頃?なのではないだろうか。長く仕えてくれていると耳にしたので実際はいくつなのかは不明
瞳は金色でなんとも妖艶な感じだ。これが転生前だったら同年代?かもしれないと思うと転生前の自分の平凡さが悲しい。
メイドの名前は”メイ”という。
専属のメイドをしてくれているのだが、どうやら戦闘種族といわれているところ出身で、クレメンスの強さに惚れてそこの一族を出て城に仕えたというのだ。
薄いピンクの髪の毛をツインテールにしていて、大きな瞳はそれよりも濃いピンクだ。身長は155cm。特技は愛用の斧で相手を屠ること。好きな食べ物は無いが小柄な割にとても良く食べるらしい。
見た目に反して物騒な特技だが、何かあったときは心強い。初対面での自己PRが激しくてハァハァ言いながら0歳の時から俺にとにかく良く尽くしてくれた。
考えたくもなかったが、多分、いやかなりの確率で俺は 非戦闘員寄りだと思う。
転生したら最強魔術か武器かなんかしらで無双をする!というお約束展開は訪れそうもない。
この時点で少し勇者への気持ちが折れかけている
なにより周りの奴らが好戦的すぎる
執事のバルドは気がついたら後ろにいるし、たまに何処から出したのか分からないが剣を持って歩いているのを見たことがある。
その時は必ず返り血みたいなのがスーツに付いていることが多くてそれ以上は考えたくなかった。
メイは1度もバルドに勝ったことは無いというし、メイはどこかの戦闘種族らしい、何か問題を起こしそうになると斧を担いでコッチを見るので何もできる気がしない。この間も城の外が気になって出ようとしたら斧が飛んできた。
魔王軍とやらは常に殺気だってるし、更に戦闘部門なるものもあると聞いた。
その上に君臨する父!どれだけ強いの?!
俺が戦う意味! 無し!
なんだか悲しいが、神からの啓司も種まきだったし どう考えたってこんな武力でガッチガチの国に貢献できそうな戦うスキルでは無い。
とりあえずこのスキルがどんなものなのか試す必要があるな。
******
読んでくださりありがとうございました!
もし今回の展開が「気になる!」「次が見たい!」と感じてもらえたら、
★やレビューで応援していただけたら嬉しいです!
いただいた反応は次話の執筆の力になります!




