仕事という名の観光
マナが何度目かの説明が終わりようやくクエストを受けれる綿子。
「マナさん!パトロールいってきます」
「いい?絶対無理しないこと
時間が来たら連合に顔を出してほむさんか私に報告すること
はい!復唱!」
「パトロール終わったらマナさんとほむさんに報告!」
「どっちかで良いから気を付けていってらっしゃい」
ようやく綿子の冒険が始まった。
「町を見て回るなんて観光みたい。こんなに楽に稼げるなら日本から転生してきて良かったぁ」
街を歩く綿子はふわふわしながら観光をしていた。
一方その頃俺たちフル回転では・・・
「ほむさんあの子大丈夫?」
マナが新しく入った綿子のことを心配している。
とても素晴らしい師弟関係である。
「やることやってくれれば問題ないよ
あと、マナちゃんおっぱい!」
「私が心配してるのはちゃんとクエストこなして連合に貢献できるかなの・・・
さっきだって同じ説明何度もしたのに結局理解してくれなかったし・・・」
心配してるのは綿子ではなく連合のほうだった。
「マナちゃんは連合愛がすごいからなぁ
ま、都合悪くなったらネクストに預ければ良いかな」
ほむらは来る者拒まず、去る者追わずの精神で様子見を見ることを決めてるようだ。
そんな話がされてた頃、綿子は出店の前で寄り道をしていた。
「おじさん!角煮って知ってる?
柔らかいお肉で私の故郷では主食で食べない人はいないほど人気なの」
「悪いなぁ。そんな食べ物知らないなぁ
そんなことよりチュール食べないかい?一個アメ200個でいいよ!」
「チュール!?食べる食べる!
でも今はアメがないから俺たちフル回転って連合にアメは請求してほしいな」
「君、あの俺たちフル回転のメンバーなのか!
それじゃあこっちのトッポもどうだい?」
「おじさん優しいね!いただきまーす」
(1000アメ請求してもこの骨ならバレないやろ。カモゲーット!)
こうして寄り道しながらパトロールを行っている綿子は無事クエストを終了した。