連合の厳しさ
「じゃ、ネクストお疲れ様
あとはこっちでやっとくけどお前もフル回転くる?」
「牧場なにもしなくて良くて最高っすから飽きたらお邪魔するっす!」
こうしてネクストと別れることになった綿子。
(少しの時間一緒にいるだけで疲れた・・・)
「それじゃ毎日行ってもらうことがいくつかあるから伝えるね
まずは挨拶!
連合にきたら行うことだけどうちではアメも200納めてもらう」
「アメもですか・・・?」
「そうなんだ
連合の運営もタダじゃないから、みんな協力して大きくしていくものなんだ
次に毎日箱の管理
これは毎日デスキング様から届けられる箱に祈りを捧げるとアメがもらえるんだ
うちでは一日三回行えるんだけどメンバー分と自分の両方に行ってもらう」
「そうするとアメもらえるんですか!?」
「その通り
メンバーの生活もかかってるから忘れないことね」
「はい!祈りってどうやったら良いんですか?」
「簡単だよ。「デスキング様毎日私たちのために餌をありがとうございます!」って心の中で唱えること
唱えないとお叱りを受けるから必ず行うこと
わかったかな?」
(なんか宗教みたい)
「はい!わかりました!」
デスキングの調教はこういったところまで浸透してるようだ。
「次にミッションがある
これは各自に与えられるもので毎日こなすとアメが支給される
連合の評価にも繋がるけど個人にも見返りがあるから行える部分は行った方がよい」
「ホームレスがいないから不思議だったんですが連合入ってたら生活に困らないんですね!」
「そういうこと
特典が多いからみんなどこかの連合に入ってるんだ」
システムが確立されている環境に感動する綿子。
「やってもらうことは以上だよ
次に綿を鍛えるための教官を紹介する
おーい!マナちゃーん、いるかい!?」
「ほむさんどうしたんですか?」
「この子新しく入った綿って子なんだけど、右も左もわからないから教えてあげて」
「わかりました
私はマナであなたを一人前に育てるため厳しくいくから覚悟してね?」
「は、はい!私は渡辺綿子っていいます!
不束者ですがよろしくお願いします!」
こうして教育係のついた綿子は魔界での生活の第一歩を踏み出したのである。
毎日自分好みの夢の角煮生活を目指して・・・