無料案内相談所
「綿子ちゃんはどんな連合が良いとかあるっすか?」
「連合かぁ・・・角煮が三食ついてくるところがいいかな」
「角煮ってなにか知らないっすけど、そういうの開発するならアメもたくさん必要になりそうっすね!
とりあえず案内所いきますか!」
通りにある大きな看板のお店に着いた二人。
「今空いてる連合たくさんあるよー!
ガチ勢の集まる連合から、和気藹々としてる連合、更には宗教や可愛いもの愛でる連合まで多種多様だよー!」
(紹介特典の質の良い芋くいてぇ)
ざわざわと賑わっている案内所の中で一際大きい声で宣伝してる骨がいた。
「綿子ちゃんあそこの骨さん色々紹介してくれそうっすね!ちょっと話聞いてみませんっすか!?」
なぜか紹介を受ける綿子より乗り気なネクスト。
「そうだねー
ちょっと分からないからお任せしようかな」
整ってる文字の看板を振り回してる骨のところにいく二人。
「いらっしゃい!
どんな芋・・・じゃなくて連合を探してます?」
「角煮食べれる連合あるっすか!?」
「えっ・・・」
「えっ・・・」
気まずい沈黙が流れる。
「初心者でも入れて稼げて三食デザートがついてくる連合ありますか?」
今までの話で角煮がこの世界にないことを悟った綿子は生きていくのに必要なものを用意してくれて共に角煮を作れる仲間を見付けようと方向転換を行った。
「君、生まれたての子?
やる気あるなら紹介できるけど、そこそこ厳しいところだけどいいかな?」
「私の野望のために是非お願いします!」
「綿子ちゃん野望なんてあったんっすか!?」
「ネクスト、話進まないからちょっと静かにしてて?」
「あっはい」
綿子に窘められるネクスト。
二人の力関係が作られつつある。
「やる気ありそうだし、地図渡すからここに行ってアイアムポテトって伝えてほしい
そしたら俺からの紹介って分かるから名前はちゃんと!間違えずに!伝えてね?」
「は、はい・・・」
(ヒャッホー!これで上質な芋ゲット!俺たちフル回転は報酬いいからたまんねぇ!)
こうして綿子とネクストはアイアムポテトから紹介された連合に向かうのだった。