始まりは唐突に
「ここは···どこだ?」俺は半分(全部?)無意識にそうつぶやいていた。
さっきまで教室にいた俺、いや、俺達のクラスはいきなり見たことのない景色の広がる建物の中にいた。
ちょっと待ってくれ、これ『自分のことわからん』みたいのじゃないよな?
よし落ち着け。それの確認もかねて状況を整理しよう。
俺は黒野回糸14歳で、中学校生活満喫中···とは程遠い、いわゆるボッチだ(グスン)。
何かと無視されることが多い(グスングスン)。愛想が悪く、何をしても俺がその事を特に何も言わなかったからだろう。
自分のことはしっかり覚えてた。これ今までのこと忘れてたら場合によっては無理ゲーだったな。
でもなぜだろう、自分のこと思い出したら涙出てきそうなんだが。
それで、確か二時間目の文法が終わって休み時間だった時にいきなり床が黒くなって、体が沈んでいって、
気絶して、起きて、知らない場所にいて···
うむ、ワケわからん。
どうやら、クラスのみんな起きてるようだが一部パニックになっているようだ。
おっと、クラスの奴が(友達ではない)俺達を呼び出したらしき人に文句言い始めたぞ。
「帰してくれよ!俺にはちゃん帰る家があるんだ。」
「何で勝手に呼んだのよ!」
「ふむ、論理的に説明していただきたいですね。」
ちょっとまった、最後の奴本当に同年代か?
時々投稿します。
無理な日があるかも!