スタート
笹宮和樹は仕事を終え足早に帰宅をした。なぜ急いで帰宅したからかというと、ゲームをするためだ。
そのゲームとは、フェニックスクエストⅩⅤフリーライフリアルメイクというMMORPGだ。
フェニックスクエストシリーズの新作で期待のVRMMOであった。
そのゲームはサブタイトル通り最新のVR技術のたまもので自由に作りこめるのが売りであった。
期待も大きく予約数は予想の20倍を超えたため抽選販売となり、運よく和樹は当選し、サービス開始から遊べる一握りの一人だった。
帰宅をし食事を済ませ急いでゲームを起動した。
ゲームのOP画面が流れたのちキャラメイクが始まった。
名前は小学校からの愛称のカズを採用し、容姿は髪はグレイで長さはパターン4瞳は同じくグレイで目鼻立ちはパターン2にして身長はそのままで体格は中肉中背を採用した。
次は職とスキルの選択だ。
初期職は魔法職の見習い魔法使いと戦士職の見習い剣士の二通りだった。前作のフェニックスクエストⅩⅣの時、魔法職の極みである魔道卿だったので、なじみのある魔法職の見習い魔法使いを選択した。
スキルはポイントが100あり最大10個まで選択できた。
魔法スキルは属性ごとあったが火、水、風が40ポイント闇と光が60ポイントと高めだったが土だけ30ポイントと少し低かった。これはランダムで決まる適性属性らしく、ポイントも低くさらに熟練度が上がりやすく威力も1.1倍と有利なことばかりのようなので迷うことなく土魔法を選択した。
魔法で他に何かいいスキルがないか探すと魔曲と魔歌が5ポイントと低いものがあった。これは曲や歌に魔力を乗せることによりバフやデバフ、状態異常を起こせるものだった。魔曲がバフ、魔歌がデバフのほうが得意とのことだとのことで魔歌を選択した。
社会人で仕事の都合で時間が取れないことがあり固定パーティは難しいだろうなと思い、スペシャリストよりジェネラリストのほうがいいと感じ、魔法職の弱点ある物理攻撃力をカバーをするため腕力が低い魔法職のでも扱える武器スキルの短剣術を8ポイント、短剣術を生かすために強化スキルから脚力強化を8ポイントで取得した。
斥候としての技術もソロプレイには必要と思い斥候スキルから発見を8ポイントと罠術を12ポイントで選択した。
そして生産スキルの調合を20ポイントで選択をしてスキル選択を終了した。
スキル選択が終わるとチュートリアルが始まった。
簡単な移動やジャンプ、スキルを使った戦闘や魔法の使い方など基本操作を行った。
チュートリアルが終わるとブラックアウトして気が付くとベットに寝ていた。




