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女神…貴様に俺は復讐する。  作者: あきら・たなか
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始まりの町

少し落ち着いてきたな、始めの頃より、心に余裕がある感じだな。

まあ、そうか、あれだけ死の恐怖を味わえば……、また、あの(くず)の顔を思いだした。


ムカついた史朗はもう一度“連続爆破”を放つ、…とバリアが割れてしまった。


あれ~~、なんだ、どうことだ?? …そうか、使った魔力が違うんだ、さっきのバリアは最小限に抑えたからか。

なるほど、奥が深いね、この世界は。


史朗は自分の全身を見渡す、服がボロボロになっていた、それに血まみれの格好をしている、あのバリアのなかで、一方的な虐殺を嬉々として行ったからだ。


どうするか、その前に一端降りよう、町の住人らしき者達がこっちに近づいてきているな。


鉄の鎧を着ている人達がこちらを見上げていた、騎士の格好をしている。


装備もバラバラだな、なんだあの連中達は。


史朗は近くに着陸する。


騎士の男達は史朗の姿にたじろいたが、直ぐに一番偉いと思われる人物が出てきた。


2m近くある、偉丈夫(いじょうふ)で全身甲冑を着こんでいる、それに手には巨大な槍を装備していた。

その男が史朗の前に来て、兜を脱ぎ、膝をついて、拝礼(はいれい)のポーズを取った。

「助けていただき、真にありがとうございます。」

そう誠心誠意の礼をしてきた。

「貴方様は神様でいらっしゃいますか。」史朗をたたえる眼で見ていいた。


神だと!そんなわけあるか、あの屑の事をおもいださせるな。

「………。」史朗は無言になる。


「どうなさいましたか。」騎士の男は顔色を変える、史朗が不機嫌な顔をしていたからだ。

おっと危ない、顔に出ていたか、あの屑のようにはならんぞ。


「いいや、ちがう、おれは魔王を倒すものだ、名は士師類(ししるい)史朗(しろう)と言う。」

史朗の言葉を聞いた、周りの兵士がざわつくが、敬礼している男話を続ける。

「!…、申し訳ございません、名も名乗らずに、我が名は、レオルド=ブレードと申します、それと、部下のご無礼ご容赦ください。」


礼儀正しいな、好印象だ、…そうだ、正体をばらそう、対策もあるし。


「構わないよ、私の名は史朗と呼んでくれ。」

「そんな出来ません、我らの英雄に。」

「いいんだ、堅苦しいのは、慣れて無いからね。」

「……、わかりました、シロウ殿、私の事はレオルドとお呼び下さい。」

「ありがとう、レオルド、…済まないがお願いが在るんだ、服とこの国の情報をくれないか? 正直困ってしまってね。」

「??? 服は構いませんがこの国の情報ですか?まるではじめてきたみたいな事を言いますね。」


史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__完全催眠を唱えた。

[士師類(ししるい)史朗(しろう)は『完全催眠を覚えた。』]


辺りに居る者達は全て史朗の言う事を信じる、魔法を掛けた。

「そうなんだ、実は異世界転移者でまだこの世界の情報に詳しくないんだよ。色々と教えてくれないか?」

「そうでしたか、お任せ下さい。まずは着替えと、この町の領主様の家でお話を聞くのが良いと思います。」

レオルドは史朗に頭を下げる。

「わかった、案内してくれ。」

そう言うとその場にいる全員が史朗の命令に従った。


よし、催眠は成功だな、問題無い、このまま俺の存在を不自然に思わない世界に変えれば、今後が楽だからな。


そのまま町に案内させる史朗、街中は普通の中世?らしき田舎の町と言う感じだった。

町自体を城壁で(おお)っている、城塞都市といった所だろう。

ステータスで確認していく史朗。

人口は2万か、結構あるな、名前はハージマーリ と言う町だ、…ふざけてんのかこの世界は!

まあ、いい今は情報収集が先だな、それにしてもこのステータスは地図も見られるが詳しくないぞ、くそ…そうだ。

史朗は設定改変を唱えて、ステータスを改良する。

出来た、以外に便利だな、これ、町の詳しい地図に住民の名前、店まで検索できるのか。

まるで、YA●●●、やG●●●LEぽいな、地図がスマホみたいになってるし、航空写真の様だ、これ、おおマップがリアルになった、グー●●マップみたいだな、人が動いているから、リアルタイムだぞ、これ、すげー。


それから史朗は様々な改良を加えていく。

そうこうしている内に、途中で町にある兵舎に行き、着替えを借りる、そして、領主の家に連れて行かれた。

この町の中心にある、領主の館に到着すると、何人かが待っていた。

すると一人の中年の男が前に出てお辞儀をする。

「始めまして、英雄どの、私はこの町の町長のチョウ=チョウです。チョウとお呼び下さい。」


ふざけた名前だな、おい、…しかしここは友好的にしなければ。


「はじめまして、士師類(ししるい)史朗(しろう)といいます、呼び方はシロウでいいです、異世界から来ました、いろいろ教えていただきたいです。」

そう言うと史朗は完全催眠を町全体に掛ける。当然史朗の都合のいいように。


「おお、そうでしたか、随分謙虚な方ですな、大丈夫です、英雄殿に力をお貸ししますよ、…ソレと、妻と娘を紹介します。」


チョウの隣に居る二人の女性が前に出る。

「はじめまして、英雄シロウ様、私はチョウの妻で、アゲハ=チョウといいます。」

「は、はじめまして、シロウ様、娘の、イイン=チョウです、イインでいいです。」

2人とも非常に美人だった、特にイインは将来美人になる事間違いが無かった。


ほう、美人だな、芸能人クラスだぞ、地球では、母親は30才か、娘は15才か、ステータスでも同じ表示だな。これは使えるぞ。

名前が適当に感じるのだが…

しかし…この世界の住人は俺がステータス使って表示しても疑問に思わないんだな、…当たり前の光景なのか?都合のいい世界だな、ここは。


「はじめまして、お会いできて感激ですよ。」そうイケメンスマイルで対応する史朗だった。

そう言うと二人共顔を赤らめる。


これはいけるな。


その後使用人を紹介されたが割愛する。


チョウにその後屋敷の中に案内されこの国の地図やお金等の話を聞く、それと戦っていた魔物の軍勢などの情報を教えてくれた。

「それと、シロウ殿これをお納めください。」

使用人が何かを運んでくる。


なんだ?剣に、鎧、それに袋か。


「これは、我が家の家宝である『(ライト)(ブリンガー)』と『鋼鉄製の鎧』、それにこの世界の金の100000イエ―ンです、どうぞお納めください。」


早速RPGぽい雰囲気だぞ、よし…普通に貰っておくか。

「ありがたく頂きます、ありがとうチョウさん。」

「いえいえ、当然です、我が町を守っていただいた感謝のしるしですよ。

それと、今夜は我が家で食事も振る舞います、どうぞ部屋でお休みになって下さい。」


おお、ありがたいな、まだこの世界に慣れてないからありがたいぞ、これは。

「では、お言葉に甘えさせてもらいます。」


史朗がそう言うと、使用人に部屋に案内された。

豪華な客室だった、ベッドはキングサイズだろう、それに部屋の調度品も()っていた。

その後ろで案内してくれた使用人が出ていく、「シロウ様、どうぞ御寛(おくつろ)ぎ下さい。」

そう言って部屋を出ていく、それに、水と酒、フルーツ類一式を置いていった。


ようやく、一人になれた~!


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