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女神…貴様に俺は復讐する。  作者: あきら・たなか
2/11

襲われる町

史朗が剣を投げ捨てた後、当然の様に憤慨、激怒、悪態、嗚咽、悲哀を女神に対して、繰り返し行っていた、ハタから見ると、精神が崩壊した人のようだった……

__「殺す、殺す、殺す、殺す、殺――――――――す。」

__「あの馬鹿女神が、死ねよ、死ね、あのアホが、何度転生失敗するんだよ」

__「復讐だ、絶対復讐してやる、俺は初めて怒ったぞ、あの野郎。」

__「ああ、すいません、ゆるしてください、もうせえぃんから、ああ。」

__「ウエェェェン、ブエエエェェッェン、バビュウゥゥゥゥゥ。」

__「父さん、母さん、兄さん、……、香織会いたいよ…俺、俺――――!」


を草原で激しく、喜怒哀楽をぶちまける、士師類(ししるい)史朗(しろう)の姿がそこにはあった。

まさに人が極限状態になり、錯乱している姿がそこにはある。

地球で、爽やかイケメンで通していた頃の面影はもうそこには無かった。


2時間以上その行為を繰り返し、彼は落ち着いた…ように見える。


「はあ、はあ、はあ、ふう――――――。」


よし、大分、落ち着いたぞ、俺、やれる、やれる、あの女神に復讐を果たすまで、俺は強くなるんだ。

先ずは、現状の把握からしないと、……おっとその前にステータスを確認しないと。


そうすると、ステータスが史朗の前に浮かび上がるが、__先程と違っていた。



名前;士師類(ししるい)史朗(しろう)  性別;男性(人間)

Level;  1   経験値; 0000005

HP ;  34

MP ;  9999

力  ;  9999

魔力 ;  9999

攻撃力;  9999

魔法攻撃力;9999

防御力;  9999

魔法防御力;9999

俊敏 ;  9999

幸運 ;  9999


スキル; 怪力無双(力と俊敏を+9999上乗せする)

     幻想自由魔法(士師類(ししるい)史朗(しろう)の思い通りの魔法を創る。)

     魔力無双(MPと魔力を+9999上乗せする)

     神聖完全防御(防御と魔法防御を+9999上乗せする)

     完全異常耐性 (毒、麻痺、混乱、熱等ありとあらゆる異常状態に耐性)

     完全な幸運者(幸運に+9999上乗せする)

     限界突破(??????????)

特殊スキル; 神を欺きし者(????????)

技術; 格闘技LV 1

 ????

装備;布の服、布の靴、

持ち物;女神の盾(防御+100)


ああ、出来ているぞ、やった、……あの瞬間に出来たんだ。


史朗は、幻想自由魔法で自分独自のスキルを創ったのだった、『神を(あざむ)きし者』を、これで心の声も女神にばれていなかった。


よし、これで俺の行動はあの馬鹿にばれないはずだ……、いやまてよ、あの時、散々悪態をついたが、ヤツは気付いて無い振りなんじゃ……、仮にも神と名乗っていたのだし…、しかし、あの態度で怒らないのも演技では無い様な気がする。

わからない、ここは慎重に行動しよう、……ばれていたら妨害がくるはずだからな、ヤツなら、そうするはずだ。


まずは、俺が強くならないと、なにせチートな能力があるからな……しかし、過信も厳禁だ、なにせ……死に過ぎたからな。


史朗は強くなっていた、5度も死亡したからだ、能力に頼る事は死ぬ事に繋がるとわかっていた。


さて、王道通りに魔物退治から始めるか、まてよ、食料も必要だろ、…カネみたいのはあるのかここでは?魔物を退治したら貰えるとかか?RPG風なんだし、言葉は大丈夫だと、あの馬鹿が言っていたが……。


思考の罠にはまっていく史朗。

アッ、暦とかどうなっているんだ、今は昼みたいだが。

__もういいか、まずは情報収集からだな基本からだ。

よし、やることも決まった、まずはどうするか…そうだ町を探そう、それが一番最初にやる事だろRPGの基本じゃないか。


史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__千里眼を唱えた。

[士師類(ししるい)史朗(しろう)は『千里眼を覚えた。』]


すぐさま、使用する。


何か頭の中に声が響くな、これがゲームみたいな感じか、でもいいや、まずはこのまま町を探すか、幸い感覚もあるから楽勝だな…お、あるぞ、それっぽいのが……でも魔物に攻撃されているな。


「どうするか?___いこう、まずはここに。」


どうやっていく、そうだ。


史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__転移を唱えた。

[士師類(ししるい)史朗(しろう)は『転移を覚えた。』]


そうすると、魔物の軍の200m後ろ転移する。


おそろしいな、俺、なんでも出来るんだ、それに思った通りの所だぞ、幻想自由魔法は凄いぞ、___という事は俺、次第という事だな。


彼は自分の力を悟る。


おお、どれ位いるんだ? …そうだ。


史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__気配察知を唱えた。

[士師類(ししるい)史朗(しろう)は『気配察知を覚えた。』]


おお、だいたい3000体か、それにレベルもわかるぞ、細かい情報までわかるのか……、これ、ステータスのヤツの上位交換といった所か、雑魚だな、レベル50が最高か。…おっと油断は駄目だ、飛竜でわかっただろ。

史朗が自分を戒める、__すると後ろの魔物が此方に気が付いたようだった。

何やら騒がしい。


気が付いたな、まずは先制攻撃といこうか。


史朗は“収納”の魔法を唱えると、女神の盾を取り出した。


そして、フリスビーの要領で思いっきり、ぶん投げる。


[ バゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォン ]__もの凄い土煙りと共に、纏まっていた魔物の群れが吹き飛んだ、肉片と内臓が辺りに散乱していた。


士師類(ししるい)史朗(しろう)はレベルがあがった、……レベル98になったHPが増えた、………………)頭の中から声が聞こえてくる。


おお、結構いったな、予定通りレベルも上がった。

だいたい1500体位か、纏まっていた集団もあらかた死んだようだな、恐怖で固まっているな。


士師類(ししるい)史朗(しろう)は、殺戮者、恐怖、投擲者、を覚えた。)頭の中から声が聞こえてくる。


おお、何か覚えたのか、レベルが上がったら成長するといっていたな。

まあ、今はいい、今度は接近戦を試すか。


史朗は軽く走ったが。一瞬で200m先の敵の前までついてしまった。

その時不幸にも、生き残っていた魔物を吹き飛ばして倒してしまったのだ。


あ~~しまった、移動だけで倒してしまった、力加減が難しいぞ、強すぎるんだ俺が。

それに、汚い、血と内臓の海に止まってしまった、クソ汚いな。


あ、そうだ、

史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__火柱を唱えた。

[士師類(ししるい)史朗(しろう)は『火柱を覚えた。』]


史朗を中心に辺りに火柱が上がる、半径500メートルが吹き飛ぶ程の火柱があがった、それは上空まで突き抜けていく。

史朗は抉れた大地の真ん中にたっていた、辺りは地面がマグマのように沸騰している。


あ~、失敗した、少し痛かったよ、調整はしたんだけど、難しいな魔法は。


士師類(ししるい)史朗(しろう)は、魔法操作、を覚えた。)頭の中から声が聞こえてくる。


遅いぞ、…そうか、覚えるのも俺がやらないと駄目なのか、そう言う事か。


「少しずつ、わかってきたぞ。」史朗はニヤリと悪い笑みをこぼす、昔の爽やかな笑顔ではない。


初回だけ増量しています。

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