そして…神を・・・
「香苗どいてくれ。」
「やだ、どかない…史朗死んじゃうよ、そうなる前に私を殺してよ。」
「大丈夫だよ、俺は死なない。」そう言うと史朗は香苗のお腹に手を当てる。
「それに、俺はお前に与えて無いぞ、俺とお前の???????」
「え、それって、…嘘、そう言う事!」
香苗は興奮する、一度は言われたいセリフを聞いたからだ。
史朗は転移で香苗の元を離れ一瞬で着替えを済ませる。
「じゃあ、いってくるよ、香苗。」
「いってらっしゃい、あなた。」
※※※
女神の空間
「お久しぶりです、女神様、相変わらずお美しい。」
(―――――――――――――――――――――)
「何?まあ、褒める所から入るのは良い事ね、ゴミ虫にしては。」
女神はまんざらでもない顔をする。
「ありがとうございます。」
(――――――――――)
「それでは、本題よ、あれは何?なんで魔王と????してんのよ。馬鹿なの?」
「いえ、滅相も無い事です。女神様の言いつけ通りに、魔王を(押し)倒しました。」
(――――――――――――――――――――――――――――――――――――)
「馬鹿じゃないの、誰が????しろって言ったの、やっぱり猿から進化しただけの事はあるわね、この動物が! ????しか考えて無いじゃない。」
「黙っていろ、このクソ女神が!」
史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__????を唱えた。
史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__????を唱えた。
史朗は自分のスキル幻想自由魔法で、__????を唱えた。
「なんだと、カス虫が、死ね。」
女神は何かをしていた。……が何も起きない。
「………、何どう言う事、神の力が使えない。」女神は茫然とする。
「あははははははははははは「ひゃはっはははははっはは「ぎゃははははははは「ぐふふふふふふ「ひゃはははは「あはははは。」
史朗は笑い転げる。__女神の顔が余りに滑稽だったからだ。
「なぜ、どうして何も起こらない、私は神だぞ、おいクソ虫、何をした。」
「あははっは、…わからないんですか、簡単ですよ、貴方の力を1000分の1まで落として、力を封印して、神の力を奪っただけです。」
史朗は笑顔で答える。
「馬鹿、そんなの無理に決まっているだろ!何をいっているのよ、この馬鹿。」
「いえいえ、可能ですよ、貴方が言ったんですよ、始めにね、『10分の1の譲渡まで』、『猿から進化した』、…全部喋っていましたよ。べらべらと下品に馬鹿みたくね。
そして、俺に対しての数々の『転移の失敗』、これで貴方が万能の神ではないとわかりました。言い伝えられている全知全能ではないとね……
俺の能力も前の1000倍以上です、それに初めの頃、貴方を欺く事に成功しましたから、いけると思いました。
そう、貴方は言った、猿が“偶然”進化したと、つまり予期できなかったんですよ。
人間の進化を、成長を知らなかった。」
「貴方は人間の悪意の進化を見抜けなかった。」__悪魔の様に悪く、良い笑顔で女神を見る。
「なに、なにをいっている、私は神よ、女神なの…そんな事あるわけ無いじゃない。」
「馬鹿ですね、現に貴方の状態は神ではないですよ、虫以下です、いや違うな、虫未満ですね。…貴方は。…知っていますか? 人間には『結果が全て』だという諺があるのを。」
「貴方が虫けらで、俺は『神』になった。そういう“結果”になったんだ!」急に口調を変える史朗。
指を鳴らす、史朗は亜空間に転移する。
「なによ、ここ何処なの、知らない、私知らない…」“元”女神は戸惑う。
「何、貴方を拘束する空間だよ、俺が創った…それ。」
一瞬の内に拘束台が出来て、“元”女神は拘束される。
「何する…ゴハァァ、ガァァ……………………」
史朗は“元”女神の口を封じた。
「じゃあ、最後に!」
そう言うと、人間のような、史朗に良く似た人が何体も現れる。
全員何かを持っていた。__大人のおもちゃだ。
「では、“元”女神、まずは身体を穢さして貰う。貴様の嫌いな人間みたいにな。
そして、高度2万メートルからパラシュート無しで落下させ、ドラゴンに身体を喰わせて、毒や酸の沼地に放り込んでやる、それと深海や宇宙に飛ばすのもいいなぁ。……
「安心していいから、俺、再生使えるし、何度でもやってやるよ…永遠にな。」
ゴミ虫を見る眼で“元”女神を見る。
彼女は涙を流し、許しをこう眼をしているが___
「じゃあな、100年後には来てやるよ…拷問はそれからだな。」
そう言って史朗は消えてしまった、その瞬間から、“元”女神への罰は開始された…
この瞬間、史朗は紛れも無い『神』になった。
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後日談…話?
Q:どうも、士師類史朗さん、いや、「様」かな、神様だし。
どっちでもいいですよ、僕は気にしませんから(笑)
Q:では、早速、質問ですけど、その後どうされたんですか?
あ、そうですね、普通に戻って神の力で地球に戻りましたよ。生き返りました。神なんで。
Q:と、…言うと、エルドレアの人を見捨てたと言う事ですか?女性関係の清算とかは?
違いますよ、鬼畜じゃないですか、それ、今は地球に香織と結婚しています。子持ちですよ、2人も生まれています。
それで、エルドレアの方でも妻が53人、愛人8923人います。
そうだ、忘れていた、地球にも愛人5人いますよ。
Q:それって大丈夫ですか、お金とか…争いとか…愛する時間とか…その他色々?
大丈夫です、自分、神ですよ。楽勝ですよ。(笑)
地球で宝くじ買って、一等当てて、その金で株やって会社起こして、今働かなくても年間1000億はかたいので、楽勝です。まあ、あんまりもうけ過ぎるのもいけないですから控えていますけどね。 株なんて、1秒で10億儲けられますよ、個人投資家達からは「株神」なんて呼ばれていまして、ほら、自分『神』ですから
エルドレアの方は、自分、神なんでどうとでもなりますよ。王女が多いし、奴隷もいるから余裕です。
それと、時間もばっちりです。止められますから。
まあ全ては『神』だけが出来ることなんですけどね。(笑)
Q:…………………………。
あっ、調子乗っているな!って、思っているでしょ。分かりますよ、俺も経験しましたし、若気の至りですね、俺にもありましたよ、そういう時代がね。
でも気にしないで下さい、「人間」ですもんね、ありますよ、そう言う事。
Q:すいません、…そう思っていました。
いいんですよ、“一応”は作者さんだし、気にしていませんから、魂も消滅させませんよ。
前の屑と違ってね。(笑)
Q:ありがとうございます…それで質問ですが、あの後“元”女神の方はどうなったのですか?
あ~~、そうですね、多分精神やられているんじゃないかな?(遠い目)
でも、まだ生きていますよ、当然です、神になったからにはそこはきっちりとしますよ。
それと“あの後”じゃなくて、僕にとって“これから”なんで正確には分からないですね。
どうなるかは、まさに『神のみぞ知る』じゃないですか?
Q:なるほど、しかし、何時頃、元女神に勝てると思ったのですか?
あ~~、来ましたね、その質問、それは冒険する内に分かったんですが、実際は最初の転移後に勝ち筋がありました、…僕も馬鹿でした、でも、当時の僕頭に血が昇っていて、それと疑心暗鬼にもなっていました、とにかく慎重になっていましたから、…で旅の中盤位ですかね、あれ、神を欺いたことあるよな?って、気が付く事件がありましてね…そこです。(笑)
それ以上は話せませんよ。恥ずかしいですから……
Q:いや、…そこの答え欲しかったですね……、いいです、切り替えましょう、そのスキルの質問ですが『神を欺きし者』でステータスとか、伏字とか多かったですよね?それとステータスのスキルとか「?」が多かったですよ。
最後の会話なんて、史朗さんの文字、取り消し線引いて、気持ちも伏せてありましたもん。
あれってどういう事なんですか?
はいはい、そうですね、『神を欺きし者』なら、読者も欺いたといった所でしょうか。
まぁ、あとは都合とかありますから、ご想像にお任せしますよ。
Q:あ~~、そうきますか、困ったな、どうしようか、あっ、そうだ!
最後に地球に居る奥様香織さんと、エルドレアの魔王だった香苗さんどっちが大事ですか?
う~~ん、そうですね、『神はいつでも公平です。』
Q:…逃げられましたね。……まあ、いいです、逃げの常套句にやられました。ありがとうございました。
はい、ありがとうございます(笑)
では、皆さん、私はいつでも見守っていますよ。士師類史朗でした。
Fin
後は、この小説の最後の後書を書いて終わります。
物語は終了ですよ。