フラグじゃん?
今回は残酷な(主人公の就業状態の)表現があります。
ご注意ください。
夢を見た。
とても酷い夢を。
だってそうだろう?
自分が死ぬ夢何なのだから。
中高生時代に見たような、ヒロインを助けるために死地に赴いて…とか、ゾンビとかのオカルトな何かにおそわれて…とかそんなゲーム脳な物じゃない。
ましてや、別れた彼女に刺されたとか、ヤンデレな妹に刺されたとか、寝取った女の元彼に…とかそんなのでもない。
事故や災害に巻き込まれたわけでも、ましてや誰か(何か)を助けて…って訳でもない。
ただの…過労死だ。
そりゃあここ一年ほぼ休み無しの平均睡眠時間三時間働き詰めだったんだ。
その上、ここ数日、夢の中でさえ働いてて、先日なんて帰りの駅のロータリーで倒れたとか…。
そりゃ夢の中でも死ぬわ。
そういえば、夢って身体の異常を知らせる一つの指針・・・とかって聞いた異なるな。
夢の中の自分自身…(まあ、いつも鏡で見てるが)は隈が深く、血の気もよくない。
おっ、何かフワってした。
そろそろ目が覚めるのか。
明日絶対に辞表を出そう。
使う時間さえなかったお陰で金はある。
久しぶりに実家に顔を出すのも悪くない。
こんな会社で何年も頑張ったんだ。
きっと大丈夫だ。
もう何も怖くない。
俺、目が覚めたら転職するんだ!!!
………………。
…………。
……。