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case4:山本咲(その後)

case4:山本咲(その後)


お願いします。


そう引っ越し家に告げると家の荷物は後手元にあるカバンのみになった。


本当にいいんだよな。


父親がそう聞いてくる。


うん。

大丈夫。


私はニコッと笑ってそう答えると父親が運転する車に乗り込んだのであった。


あぁーあ。

なんだよ。


彼女がそう呟く。


はぁ。

また一から人探しか。


そういうと彼女はどっかへ飛んでいった。


あいつまたやるぜ。


その状況が、映し出されたコーヒーの水面を見てクロがそう呟く。


でしょうね。

でも、判断が一致することもだってある。

だから、その辺りはわからない。

強引な時がいい判断を生む時だってきっとある。


彼女は淡々と答える。


でもさ、この街に2人も調整官はいらないと思うんだけどね。なんでだろ。


クロが不思議そうにそう言った。


確かにそうだ。

対象者への配慮と揉めごとをなくために、調整官の配置人数は基本的に決まっている。


そして、この街は1人だ。


だから、ふらっとまたまた流れてくることはあっても長時間止まるこたはない。


だから、普通はそこまで気にしない。


ただ、ただならぬ違和感。

シコリみたいなものが拭えない。


変なことにならないといいけど。


彼女はそう呟くと目の前のコーヒーに口をつけた。


その時。手元の通信機器が光出した。


その画面には以下のことが書かれていた。


本日、22時に礼拝堂に集合。


なんだろ。


クロの方に視線を向けるとクロもびっくりした表情をしていた。


とにかく面倒ごとに巻き込まれなければいいけど。


そう呟いて彼女は席を立った。

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