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丸とマル

作者: ヘラ

ガチャガチャ。僕は寝転んで、パソコンでゲームをしている。(頭がどんよりするけれど、1日中コレばかりをしている。やることがないから。)


まだ昼のニ時だけど、部屋の電気を消しているから薄暗い。外では桜が咲いてるらしいが、コンビニの間までに桜の木がないから見ていない。


〜3日間アイテムドロップ率up〜


ゲームの中で、イベントが開かれた。凄いな、今回はお得だ。

僕は、ゲーマーにしてはあまり無理して徹夜をする方ではないが、これを気に自分の限界を試してみようと、妙に挑戦的な気持ちになった。


ひたすらゲームをした。





…寝落ちしたようだ。あれから何日後かもわからない。


時計を見た。九月六日、夕方五時。何日からゲームをやってたんだ?ゲームのイベント開始日を調べる。九月ニ日のニ時だった。あれから何日なのか回らぬ頭で考えたが、やはり面倒臭くっなって、止めた。


その時、丸い玉が僕の視界を横切った。平面の丸だ。

視界の隅から丸が沢山集まって来た。そして、その丸たちが円を描き、回り始めた。僕はその現象が面白く感じで、見入った。


丸を一つ、手で取ってみた。触れている感触はないが、視覚的には手に持っている。

投げてみた。丸はスーッと伸び、段々と小さく見え、遠くに行ったような視覚的効果となった。

でも、ずっとこのままだったら視界が煩くて仕方がない、一回消えてくれと思ったら、消えた。


僕はあの丸を思いのままに操作できるのか?それならまた出て来いと思えば…

丸が一つ、出てきた。手を出すと吸い寄せられるように寄って来た。

実験をすることにした。丸を、床に叩きつけてみた。すると、イメージ道理にバウンドした。面白くてしょうがない。僕は暫く、それで遊んだ。





家のインターホンが鳴った。どこの誰か知らないが、一応部屋から玄関に向かい、ドアを開ける。そこには犬が居た。可愛いくてつい、自分の部屋に入れてしまった。犬は暫く部屋を探索した後、早くも環境になれたようで、僕の布団で寝た。僕はふさふさとしたその毛を撫でながら名前を考えた。先程の出来事と関連があるように思ったので、マルにした。


母が帰って来た。この愛くるしさを共有したくて、犬を母にも見せた。「犬、拾った。」「へー?どこで拾ったの?」不思議そうながらも、母はまんざらでもないようだ。「ドアを開けたらそこにいた。」「そんなことあるー?不思議なもんだねぇ。」「飼うつもりね?」やはり、簡単に飼おうとはならないか。もちろん、僕は飼うつもりだ。「散歩して、ウンコも取って、ご飯もあげて、ちゃんとお世話出来るの?」うっ、生き物を買う責任だ。でも、僕は咄嗟に答えてしまった。「世話、するよ。」


「ワンワン!」マルは、急に部屋を出た。付いていくと、玄関でこちらに振り返った。散歩に行けと?「どうやら試してるみたいね。散歩、行ってらっしゃい。」最近外に出るのはは、たまにコンビニに行くくらいだったが、マルがいるので行ってみようと思った。自発的に外に出るのは久しぶりだ。


近くの公園へ行った。僕の中にある考えが頭を過る。あの丸、使ってみよう。僕は丸を呼び出し、投げてみた。すると、犬はそれを追って走った。やはり、犬といえばボールなのだ。


少し遊んで帰った。





それから一週間。僕は、公園に行って、丸で遊ぶのが習慣になっていた。今でもゲームはするが、外に出ているからあのダルさはほとんどない。


いつものように、丸を投げた。すると、いつもはボールが落ちるタイミングを制御出来るのに、丸がどんどん伸びて、飛んでいく。


丸と共に、マルは消えてしまった。


意図してないのに丸が出て来て、派手な模様を作った。


その後、マルの吠える音が聞こえた。楽しそうな、遊んでる時の鳴き声だった。


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