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プロローグ

スナ国。


四方を緑に囲まれた小さな国。

二千人ほどの民が住み、争いも無く、細々と心豊かに暮らしていた。

そんな中、どこかから不穏な噂が届いた。


スナ国王ジアスの娘…つまり姫にあたる「フリージア」の秘めた力の事。


それは、魔の力とも神の力とも言われた。


「そんなものは根も葉もない只の噂だ。」

と、ジアスは相手にしなかった。


そんな時だった。

隣国 マタイ国から書状が届いたのは……


≪ スナ国の王 ジアスに告ぐ。

貴殿の娘、フリージアを頂きに参上する。

その歳 20になる夜、月が真上になる時、

貴国中央にそびえる「カネの塔」最上階に

フリージアひとりで おられるように。

いかなる抗いも認められぬことを、

わが国の名をもって これを伝える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・マタイ国 ≫



★★★〜〜〜★★★〜〜〜★★★〜〜〜★★★



姫フリージアを守るため、城内部ではある計画が立てられていた。

影武者…つまり、似た人物を姫に見立て、本人を守るというもの。

もちろん影武者には護衛が付く。

本人さながらの扱いを受けるのだ。

護衛に付くのは皆、国内屈指の猛者たちである。


ランス★ 剣使いとしての実力もさることながら、真面目な性格から、リーダーとして今回の使命を取り仕切る。


セン★ 大人しい性格のように見えるが、動物を使っての戦術には目を見張る実力を持っている。


キホク★ 剣使い。あまり人との交流を好まず、いつも少し距離を置いている印象があるが、いざ戦いの場になると抜群のチームワークを見せる。


他にザディ、グレンら、国王が自ら指名した屈指の猛者たち。

皆、己の使命を全うするべく気持ちを固めていた。


そして彼ら護衛達には、影武者の事を伏せていた。

このことを知っているのは、国王ジアスとその側近、そして王妃ラビリス、フリージアのみだ

った。


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