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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
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M-081 グレイブスルー


グレイブスルー

ボス戦スルー




「タイムアタックや低レベル攻略でよく使われる魔法の言葉、ボス戦スルー! 今日はそれを再現してみたよ」


 魔法使いは出来上がったばかりの魔法を掲げてそう言った。


「アクションゲームの主人公は大変だな」


 どこか他人事の舟長。

 おおきくあくびも繰り返している。

 のどかな昼下がりであるなら仕方がない、か。

 魔法使いは怒りをぐっとこらえ、杖をしまった。


「この異世界での効果はダンジョンの奥にいるようなボスから逃げられるというもの。その辺うろついてたら出た強めのモンスターとかイベントモンスターとかには効かないから要注意ね」

「再戦は? できるのか?」

「もちろん、できるよ。再戦しなくても今後のストーリーに影響が出たりバグったりしないから安心だね」

「ほー。まさしく低レベル攻略に役立ちそうだな。雑魚はとんずらで逃亡、宝箱のみ回収。はかどるぜ」


 なんだかやる気が出てきたらしい舟長。

 目がキラキラ輝いてる。


「まあ、わたしたちは使えないけどね」






魔「ボス戦からは逃げられないもんだ、とシステムが言うもんですから」

斧「ボス戦で全滅しても、最初の村に戻るだけだろ?」

ア「死なないんだし、別にいいじゃない」

舟「……(わなわな)」

剣「いつまで切れてんだよ……」


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