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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
81/527

M-079 クリア


クリア

姿を消す魔法




「姿を消す魔法作ってみた」

「いつ使うんだよそんなん」

「体力ギリギリのピンチに雑魚が現れたときとか?」

「色気のない回答だな」


 とんちんかんなことを言う舟長。

 そういえば、ライトフラッシュのとき、男湯を覗き見してる人に会ったんだっけ。

 可哀想に。捕まって良かったね、舟長。


「そうそう、この魔法、ライトフラッシュで見破れるから」

「悪用はできん訳だな」

「しようと思ってた訳じゃないよね?」


 アサシンが会話に割り込んだ。

 怖い顔をしている。

 舟長とは恋人同士であるアサシン。

 被害に遭うかもしれない女性のことを思うと割り込まざるを得なかったのだ。


「ねーよ」

「危うく目の前で説教という名のSMプレイを見るはめになるところだったぜ」

「おまえはなにを言ってやがる」


 舟長の鋭いツッコミ!

 しかし魔法使いは聞いていなかった!

 痛恨のミス!!!


「説明しよう! ライトフラッシュとは見えないものを見やすくする魔法である。覗き魔から始まり、この魔法、さらには隠し通路まで見通せる、冒険者から一般人まで老若男女が求める魔法なのだ!」

「やや誇張表現があります」

「そうでもないよ。ボクがこの前行った温泉、ライトフラッシュの魔法でランプがついてたもの」

「王室とか貴族の家とかにも設置が検討されているらしい。刺客対策で」

「王族まで欲しがってるとは知らなかったよ……」






魔「なんか後半、ライトフラッシュの話しかしてなくない?」

舟「姿消しの魔法の説明は?」

ア「まあまあ。でもさ、お城とか高そうな家とかに侵入してお宝を奪うのに使えない? これ」

剣「ライトフラッシュがあるから見破れちまうんじゃ……」

斧「うんにゃ、寝室にしかセットしないから大丈夫」

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