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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
78/527

M-076 ティンクルビーム


ティンクルビーム

3wayレーザー




「なにしてるんだ? コントローラーなんか持って」


 例の如く声をかけるのは舟長。

 そして、聞かずにはいられない不審者行為をしているのは魔法使いだ。

 彼女は、紙と鉛筆とコントローラーを持っていた。


「3wayレーザー作ってる」

「3way、はいいとして、レーザー?」

「ビームみたいなやつ」

「レーザーとビームは一緒にしちゃいけねーとオレは思うよ」


 レーザーとビームの違いが分からない女、魔法使い。

 そのまま認識が混濁したまま、魔法の作成を続ける。


「3wayというか分裂して攻撃するのはブルーファイアでやったから、そこからパクってくるとして」

「当たったら分裂して追撃するファイアボールのことですね」


 説明しよう。

 ブルーファイアとは、ホーミングの次に追加される特殊攻撃:多段ヒットを持つファイアボールだ。

 敵を取り囲むように弾が戻ってくるので、防御するのは難しい。


「レーザーってなんだろ。魔法とレーザーって同居できるの?」

「ファンタジー世界に似つかわしくない単語ではあるな」

「まだビームの方が敷居が低くて作りやすそう」

「おいおい」


 とうとう分からないからって主旨の変更まで打ち出した。

 ビームだって何がどうして直線状に発射されるのか、分からない代物であるというのに。


「それ、レーザーも同じこと言えるよね」

「地の文に突っ込むんじゃねぇ」






魔「ティンクルビーム、SP消費100。使用者の正面に丸い球体が三つ出てそこからレーザーがまっすぐ飛んでいく」

舟「結局ビームなのか、レーザーなのか」

魔「壁に当たる、もしくは敵に当たると軌道が曲がるから、これはレーザー」

舟「生粋のファンに怒られそうな説明だな」


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