表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
66/527

M-064 クイックウェポン


クイックウェポン

早着替え




「あ、これいいじゃん。作ってみよ」


 魔法使いが魔導書を開いて、良さげな魔法を見つけたのはその日の午後のこと。

 お昼ご飯を食べ終わって、各自好きなように過ごしていた時間である。


「みっそー」


 歌いながら、魔法を作る。

 とはいえ、作り方もやり方も手順も載っているので、そう困ることはない。


「できた〜」


 ものの10分ほどで完成した。

 魔法の名はクイックウェポン。

 どんな魔法なんだろう。

 魔法使いはわくわくした。


「舟長、魔法の練習に手伝ってよ」

「は? 今かよ」

「どうせ暇でしょ?」

「まあ、確かに、切羽詰まった用事はねーけど」

「クイックウェポン!」

「おい、うんって言ってねーのにかけるな!」

「気分どう?」

「サイアク」






魔「およ、なんで効果でないんだろ?」

舟「何の魔法か調べてから使えよ」

魔「魔導書には早着替えの魔法って書いてあった」

舟「……。そりゃおまえ、システムがデフォルトで付けてある機能を、魔法で重ねがけしてどーすんだ」

魔「そっか、もともとついてるんだった!じゃあSK以外の人に試し撃ちしなきゃダメかあ……」

舟「セインズとかいいんじゃね」


※セインズさんとは、エレメントフィールの項で、我らが魔法使いさんにボコられていた新米教師。システムに縛られていない、一般的な異世界人。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ