63/527
M-061 メタモルフォーゼ
メタモルフォーゼ
着せ替えアプリ
「斧戦士さんを悪の怪人にしたらどうなるだろう」
「またゲームの影響か」
またまた魔法使いが突拍子もないことを言い出した。
こういうときは、たいてい変わったゲームをしたか、変わった小説を読んだか、特に元ネタがないか、三パターンある。
「この人、悪の怪人ってより悪の頭領って感じなんだけど」
「下っ端より幹部、幹部よりトップだな」
散々な言われようである。
この間、斧戦士は黙って話を聞いていた。
「えい、メタモルフォーゼ!」
「えっ、おま、急になにして」
どろーん。もくもく煙がたつ中で斧戦士は思った。
やるなら裏ボスがいいなぁ。
「ドラゴン怪人だ!」
「トカゲと何が違うの?」
「超小さいけど羽根がついてるところ」
魔「メタモルフォーゼとは言うものの、画像を合成してるだけで触ったりはできないよ!」
舟「つまり、CG?」
魔「世界観帰ってこーい。そうです」
舟「認めんのかよ」
魔「実在はしないのじゃ」




