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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
59/527

M-057 クラッシュボム


クラッシュボム

ばくだん




 まん丸の岩がごろごろと転がっていく。

 道にごろごろ転がっている、小石や突起物に引っ掛かるたびに、巨大な岩がびょんびょん跳ねる。

 延長線上に、舟長がいた。


「おいおいおい、待て待て待て」


 岩はどんどん舟長に迫る。

 舟長はどんどん死に近付く。

 とうとう小石に引っ掛かっても跳ねなくなった丸い岩。

 スピードは高まる一方だ。

 岩が、舟長の目の前までやってきた。

 そして爆発した。

 岩はぼかんと大きな音をたてバラバラに飛び散った。


「今回はどんなゲームからパクってきたんだ、言え!」

「むがー!」


 血だらけになった舟長が、にゅっと顔を出して、魔法使いを締め上げる。


「そういうのは言ったらアウトだろ!」

「ほう、やはり元ネタがあるのか」

「しまった! ぬかったぜ」

「くくく、愚か者め」

「なにやってるの、二人とも」


 おかん的立ち位置のアサシンが登場だ。

 魔法使いと舟長の背筋がにゅっと伸びる。


「助けて、アサシンちゃん! わたしが懸命に捻り出したネタを舟長がパクりだって言うー!」

「なに言ってんだ、パクりだろ! さっき認めたじゃねーか!」

「認めてませんー。だいたいネタを出せって言ってたのは舟長じゃん! 出せって言った割りにはわたしのこと疑うんだね!」

「いつの話をしてんだよ!? 疑ってはないだろ、疑っては!」

「くくく、とか笑っちゃってさー。恥ずかしくないのー」

「てめぇ……」

「あー、なんだろ。二人ともそろそろご飯だから、落ち着いたら来てね」


 アサシンが匙を投げましたとさ。






魔「ご飯ー」

剣「舟長が血だらけで現れるもんだから、びっくりしたぜー」

舟「それもこれも魔法使いが悪い」

魔「なんだと」

ア「こらこらケンカしないの」

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