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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
58/527

M-056 ミッドナイト


ミッドナイト

目つぶし




「ブラインドとは何が違うんですか」


 ブラインドとは、暗闇の状態異常を与えるスキルである。

 これを食らうと、物理攻撃を主に扱う、4/5のSKが要らない子になる。

 一応、舟長以外はホワイトカードを装備しているので、使い物にならなくなるのは1/5だけだ。

 つまり舟長である。


「だから、オレの分のホワイトカードも作ってくださいお願いします」

「ログインボーナスで作るからあと二ヶ月ぐらい待って」

「よくよく考えるとコイン溶かして作るカードってなんなの?」

「溶かしてるとは限らんぞ。コイン収集家と取り引きしてるだけだし」


 ホワイトカードを交換してくれるお兄さんは、とびきりのマニアなのかもしれない。あるいは、コインの転売屋か。

 実はさまざまな交換ルートがあるコインなので、一枚一億ゴールドとかで売れるのだ。

 目が飛び出すかと思った。


「ブラインドとの違いは、魔法が撃てるかどうかだよ」

「なに? ミッドナイトだと魔法も外れるようになるのか?」

「そう。武器が本の人は特にね」

「本?」

「杖が武器のわたしとかは相変わらず効果ないよ」


 威張る魔法使いさん。

 自分に不利な魔法は作らない。知力500の為せる技だ。


「盲目になると本は読めないからな」

「サンダーの本とか、ダメージを与えられるアイテムも無効になるのかな?」

「召喚アイテムならセーフ。魔術本ならアウト」






魔「暗いと盲目云々の前にフツーに見えないからね」

舟「ミッドナイトとか言うオシャレな魔法なのに、中身は盲目効果という地味さ」

魔「うるせー地味でもいいだろ」

舟「もっと魔法使いらしくド派手な魔法を思い付けよ」

魔「ネタがないから無理」

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