表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
57/527

M-055 ファイアファイヤ


ファイアファイヤ

二倍攻撃




「二回撃てば二倍になるはず」

「なにがだ」

「魔法の攻撃がだ」


 今日も今日とて、自信満々に言い切る魔法使い。

 よもや否定されるだろうなど、全く思ってない雰囲気だ。


「三回撃てば三倍!」

「そうかな、こういうたくさん撃てるタイプの攻撃って、一回のダメージが低めに設定されてる気がするんだけど」

「シャーラップ!」

「何故英語」


 アサシンに図星を刺され、瀕死になる魔法使い。

 まだ終わるもんか、と気合いで復活し、意を決して舟長に魔法を放つ準備をする。


「おい、待て。人に向かって魔法を撃つな」

「?」

「言い方が悪かった。パーティーメンバーに向かって魔法を撃つな」

「ああ、なるほどね! でも、ごめん。もう唱えちゃた」

「知ってる」


 ドーン。

 派手な音ともに火の玉が二つ舟長に突っ込んだ。

 床を巻き込む大玉だったのに、部屋には傷一つなかった。ま、魔法の炎だから熱くないんだよ。


「いてえ」

「あれ、生きてる。ヒールあげるね」

「サンキュ」

「まだ、改良が必要かなー」

「オレに撃つのはやめろよ?」






斧「ダブルメル」

魔「それ以上言っちゃダメだ!」

舟「またパクり……いや再現魔法か」

魔「攻撃魔法なんざエナフォあれば一撃だもの」


※エナフォ=エナジーフォース/魔法使いが得意とする無属性魔法。強い。


舟「少しは考えろ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ