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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
日記編(Dシリーズ)
511/527

D-58 サーバータンク

 

サーバータンク

サーバーを守りし者




「この間サーバーって聞いてさ」


 相変わらず、ファンタジック感のない単語で世界はあふれている。


「とっさに浮かんだのがミルクサーバーだったんだけど、どう思う?」

「おまえ……職業プログラマーのくせにそんなんでいいのか?」

「絶対にR18のミルクサーバーだな、間違いない」

「舟長……わたしはもうダメだな。あと、斧戦士さん。大正解だ」


 魔法使いさんは女性です。

 この会話を聞いている仲間二人は男性です。


「ミルクサーバーは男女共にあるから問題ないな!」

「普通に牛乳じゃ駄目なのか……?」

「え、舟長。ケンタロウス的牛女が好きなの? アサシンちゃんに言っとこうか?」

「やめろ! なんでそうなる!」

「牛乳なミルクサーバーの大人えっちな本が好きなんでしょ?」

「ちげーよ馬鹿! おまえと一緒にするな!」


 これはひどい会話ですね。

 でも、舟長の魔法使いに対する評価は何も間違っていません。

 魔法使いはそういう奴です。

 下ネタどんとこいな、耳年増さんです。


 でも、少し前に噂になった下着をマスクにする話は、心底相手の男性を軽蔑してました。

 よりにもよって何故それを若い女性の前で話したのか。いつか聞きたい。


「あ、でもプログラマー云々は一応言い訳しておこうかな」

「なんだよ。この会話の流れで何か言えるなら言ってみろよ」

「世の中のプログラマーの人でも、サーバーと聞いてビールサーバーを思い浮かべる人もいるらしいから、わたしとどっこいどっこいじゃない?」

「ちゃんと食いもんなだけ遥かに常識的だよ!」

「なんでじゃ、ミルクサーバーだって設定によっては食物になるじゃん!」

「なんで会話をそっちのルートに戻すんだよ!?」


 ビールサーバーの人は、酔っ払い、もしくは吞べえですね。

 とりあえずミルクサーバーよりかはましな反応……ドン引きはされないでしょうが、五十歩百歩という言葉を知っていますか?


「知ってるぜ! 戦場で逃げ出した兵士の話だろ!」

「この世界、中国に当たる大陸ないけど知ってていいのかな?」

「魔法使いの説明、間違ってないんだが誤解を招きそうなあれだな……」






魔「常時ミルクサーバー思い出してる訳じゃないから。不意打ちでそうなっただけだから」

舟「普通の人は不意打ちでもサーバーからミルクはでない」

斧「ミルク(意味深)は出ない(意味深)」

舟「やーめーろー!!」

魔「魔導研究所は健全な小説ですよ。R15もついてないし」

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