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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
日記編(Dシリーズ)
503/527

K-1 エンシェントデザイン

500話記念そのいち。

レギュラーメンバー+モンクの裏設定を暴露するという誰得回が五話続きます。

 

エンシェントデザイン

いずれここも黒歴史になる




「ラブフォーエバー!」

「帰って来て」


 のっけからやらかす魔法使い。

 今日はみんなでリビングに集まって会話だ。

 イベント会話だ。

 発生条件は魔導研究所の話数が500を超えていることだ。

 ちなみに、Tシリーズを除いた小説部分が500以上じゃないと発生しないぞ☆

 みんな気をつけようね。


「古の設定集と書いて黒歴史と読む……今日はみんなの設定大暴露の回です」

「いやです」

「拒否権はございません」


 舟長の意見を一蹴して、黒の円卓会議スタートだ!

 いかにも黒歴史っぽいネーミングだ!

 頑張れ、わたし! 終わりまで力尽きるんじゃないぞ!


「文字数が足りないから、一人二つずつね。対象は舟長・剣士・アサシン・モンクです」

「おまえらはどうしたよ」

「黒歴史が多すぎて語りきれないから分離します」

「うわあ……」


 まさかの自主退避だった。

 さすがの舟長も本気のドン引きだぜ!

 なにしろ斧戦士にはトキワブラザーズがいるから、一気に四体分の黒歴史があることになる。

 あと、魔法使いにもチェリルシスターズがいるので、こっちも四体分だ!

 どうする、文字数が足りないぜ! そうだ、二分割だ! ←イマココ。


「まずは舟長。先頭、切ってくれるよね?」

「別に構わねーけど、オレが知ってることじゃなくね?」


 そうですね。

 黒歴史がうんたらで悶絶するのもこれを書いている人ですものね。


「まあ、舟長の裏設定だけど、っと、おっとと、これを言っておかないとね。舟長、アサシン、モンク、剣士の裏設定は元ネタとかがバレる可能性があるから、ぼやかしながら行くね」

「魔法使いさん、その件だが」

「む?」

「よく考えると我々には元ネタと元ネタの元ネタが存在する訳で、しかもかなり改変がされている今、その設定が元ネタのゲームにあったのか、元ネタの元ネタのマンガにあったのかということは、よほどのファンでない限り分からないのではないか?」

「なるほど……! 自由にキャラメイクできるゲームで、作者が好きなマンガのキャラ(+オリキャラ)を使ってパーティーを作り上げ、プレイした記憶を引き継いだ、ファンタジー小説だとバレなければよいということだな!?」

「全部言ってるじゃねーか!」


 今まで魔導研究所に、その手の感想ツッコミは来てないから大丈夫だよ。

 実際改変すごいから、分かったらめっちゃ喜ぶ! 私が!


「で裏設定は、みんな知ってる通り、王子設定と兄貴設定だね」

「あれ? 王子設定って、いつか没設定だって言ってたような……」

「今日から裏設定に格上げだよ。やったね、舟長(以下略)」

「おいやめろ」


 ナイスリアクション!


「正確には、王子だった前世というか、おぼろげな記憶がある程度なんだけど」

「そりゃあそうだ。王子が冒険者をやってたらまずい」

「斧戦士さんもそう思います」


 なぞと返している斧戦士であるが、斧戦士にも王子設定がある。

 どちらも最終的に継承権を失くしていたり、兄を殺しかけていたり兄に殺されたりしているので、絶対に話が合うと思う。

 私、いつかこのネタで二人におしゃべりしてもらうのが夢なんだ。


「サイコ感パないねえ」

「兄弟間で殺し合った話をしろと……? っていうか、おまえ兄に殺されてるのかよ!?」

「いや、前世の話でしょ? むしろ殺されてないとまずいんじゃ」

「あ、そうか。ここに来る前の話か」

「ふふふ。おれはクソ兄貴のこと可哀想な奴だと思ってるから」


 なお、斧戦士さんの実兄はクソ野郎だったものの、同じくクソ野郎であった父亡きあと、弟の幻覚を見て更生した素晴らしき治世者である。

 のちのち触れるが、その頃の斧戦士さんは寝ていたので、一切幻覚には関与していない。


「それで、舟長の話に戻るけど、舟長にもお兄さんは存在するんだよね」

「今の舟長に?」

「うん。まあ、案の定というか元ネタの元ネタ通り、仲は険悪の模様」

「何故作者は……特定されるように仕向けるのか……」


 最近そのネタ好きなー。

 真面目に答えると、リスペクト先を知ってもらえるのが快感だからです。

 キミも一緒にファンになろうよ!

 ち、ちちち、違うよ、布教活動じゃないよ!


「ちなみに、冒険者を目指して村を出た時点で勘当されてるから、縁は切れてるよ」

「けっ、あんな奴、縁が繋がってる方が気持ち悪い」

「舟長と他三人がいた村に相変わらず住んでるんだけど、あの村は僻地でねえ」

「噂が届かないからー」

「オレたちはもしかして死んだってことにされているのか?」

「いい推測だ。ちなみに舟長は仕送りとかしてないよね?」


 スカイアドベンチャーは、いい意味でも悪い意味でも名の知れた冒険者パーティーです。

 さすがに、超有名な都会のソロ冒険者ほどではないものの、全国各地を飛び回って様々な依頼を受けたり、小さな集落を救ったりしているので、ちゃんと外に出れば噂は聞こえる。

 なんとかの蛙、という奴である。


「いや、今発覚した事実だろ。今から……今更しねーな」

「じゃあ、完全に死んだと思われてるね。守銭奴な舟長には変な質問だったか」

「万が一の話だが、故郷が戦争や災害に巻き込まれたとしたら。資金的な援助はするかもしれねーな。あいつ個人だったら絶対嫌だが。なんだったら闇討ちも考える」

「さすが舟長。追加情報をあげよう。顔は元ネタの元ネタにくりそつなので、いざってときはそれで見つけてくれたまえ」

「了解。ありがとよ」


 元ネタの元ネタだと、舟長は兄を嫌がらせで弱らせてからナイフで――


「ダガーな」


 弱らせてからダガーで滅多切りにした訳ですが、今回はどうするのかな。

 というか、闇討ちってアサシンの領域な気がするけど、いいんでしょうか。


「同じシーフ系だし、気にしないよ。それに、手伝ってあげてもいーよ?」

「村人一人殺すのに、本職の手は必要ねーよ。あと、それ系の嫌がらせはもっと得意そうな奴がいるんじゃないか? うちのパーティーに」

「まかせろーバリバリー」

「え? じゃあ斧戦士さんで弱らせた上で、舟長が闇夜に紛れて通り魔するの?」

「ちょっとそれはオーバーキルじゃねーかな……」






魔「次回はアサシンちゃんだよ!」

ア「やったー!」

モ「斧戦士の嫌がらせ……こないだの黒槍さんみたいな?」

舟「正直斧戦士が手を出すならオレの出番はないな」

剣「精神的摩耗で発狂死するだろうからな……」

斧「嫌がらせ(物理)もできますよ!」

内容が消えてしまったので修復しています。

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