表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
49/527

M-047 マジカルブラシ


マジカルブラシ

魔法のはけ




「お宝、お宝、どこかな」

「その辺に落ちてるヤツとかいいんじゃね?」

「適当にもほどがある」


 未探索のダンジョンを歩くこと10分。道に小石や何かの欠片が転がっているのが目に入る。

 明らかに汚く……いや、未発見の地に近づいてきたのだ。


「これとかどうかな」


 大きな破片を見つけたアサシンが声を上げた。


「でかいな」

「けど、汚くてよく分からないね」

「おれらは考古学者じゃねーからな」

「うごご、考古学者ってジョブが有ったら華麗に解明してみせたのに」

「ないから仕方ねーだろ。適当に10個ぐらい見繕って専門家に見てもらおーぜ」


 脱力気味に言う舟長。そんな彼の前に立ち塞がったのは、魔法使いだった。

 彼女は強い口調で舟長に訴える。


「我々が持ち出した骨董を、二束三文で買い叩かれ、そのあと高値で売られたりするのを見て腹が立たないと言うのかね、舟長」

「それはムカつくけどよ」

「では、お宝の発掘を真面目にやろうではないか」

「つったって、刷毛なんかないのにどうやってキレイにするんだよ」


 舟長が尚も投げやり気味に言ったので、魔法使いはにっこりして笑った。


「魔法で作ればいいじゃない」






舟「負けた……」

ア「ガッツリ手伝わされてたね。ボクは楽しかったからいいけど」

魔「息を吹きかける程度の優しい風を送る魔法も作りました。その名もエンジェルブレス」

斧「ふーふーも魔法でやってくれる優しさ」

剣「実際口でやると、咳き込んだり、砂を吸っちゃったりで、大変だからな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ