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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
隣の大陸編(Fシリーズ)
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F-17 タイムアタック!


タイムアタック!

エクスクラメーション




「エルナ、準備はいいか?」

「はい。制限時間があるんですね」


 制限時間。

 それには二つの意味がある。

 まず、火山での活動時間。

 火山内は当然のごとく熱い。

 普通の人間が元気に動けるのは、もって一時間といったところ。

 ちんたらモンスターを倒していては、焦げ付いてしまうのだ。


 もう一つは、タイムアタック!という制度。

 ビックリマークまでが名称だ。

 これは、敵を倒す時間が短ければ短いほど、レアドロップ率が上がるというもの。

 残念ながら、ファイブアプローチと併用はできない。

 欲しいものに合わせて制度を切り替える必要があるのだ。


「じゃあ、私も少し攻撃できる武器を持っていきます」

「そうしてくれると心強いな」

「じゃあ、小瓶とダークフラワーと……」


 エルナはエイトウェポンのオプションを出して、さっさと装備を変える。

 その光景を見ていたヒルダが、驚愕の表情で後ずさった。

 ほとんど虹枠(※最高レア度)の武器!?

 いったいどれだけモンスターを倒し、トレジャーを集めればいいのか。

 エルナの壮絶な人生に、ヒルダは尊敬の意を込めて見上げた。


「できました」

「エルナさん、すごい……」

「ヒルダさん? どうかしましたか?」

「あ、なんでも、なんでもないです!」


 ヒルダは手と顔をぶんぶんと横に振った。

 エルナはきょとんとしている。


「おーい、置いてくぞ」

「置いてって困るのはケビンでしょ。待ってなさいよ」

「微笑ましい光景ね。もう少し見ていたかったのに」

「……おまえら。リーダーをないがしろにし過ぎだと思いませんか?」

『待たせてるみたいだね。エルナちゃん、行こうか』


 エルナはヒルダの手を掴み、慌てて火山の入口に駆け寄った。






舟「こういうのは、全国共通なんかね」

ア「ケビン氏に親近感でも沸いた?」

剣「百合くる?」

魔「来ません」

斧「あんな魔術師には任せられないと、魔法使いさんが粋がってます」

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