表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
隣の大陸編(Fシリーズ)
394/527

F-01 ナビゲーションシステム

ちょっぴり異世界トリップ風


ナビゲーションシステム

シェアヴィジョン+トップマップ




「えーと、ここは?」


 少女がぽつりと呟く。

 それもそのはず、彼女は見慣れない場所に居たのだから。

 さきほど、全力で願いを叫んだ少女。

 願いは何の因果か、早速叶えられた。


『異世界に行きたい!』


 少女は理解していなかったが、そこはまさに異世界。

 ごく普通の専門学生をしていた、少女の知らない世界。


「だ、誰かいないかな……」


 そもそも言葉は通じるのか。

 混乱し過ぎて、少女にはそんな疑惑も浮かばない。

 少女が泣き出しそうになったとき――。

 はるか頭上から、紙が一枚降ってきた。

 重力に逆らう紙片は、少女の目の前で止まり、勝手に開く。


――ナビゲーションシステム


 それは、少女のよく知る人物の文字だった。

 少女の口が動く。


「ナビゲーションシステム……?」


 書き手の意図を察した訳ではないだろうが、確かに魔法は発動した。

 展開される魔法陣。光に包まれる少女。

 驚く少女の前に現れたのは、まるでゲームのようなウィンドウの数々。

 それから、よく知った人物の声だった。


『異世界にようこそ、エルナちゃん!』






魔「招待したのはわたしです」

斧「実際に連れて来たのはおれです」

舟「なんだその主張大会」

ア「シェアヴィジョンのおかげで、ボクたちにも彼女が見えるね」

剣「なんか、魔法使いより病弱そうなんだが。大丈夫か?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ