表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
381/527

M-354 エンチャントマシーン


エンチャントマシーン

それは卑怯




「デスデス毎回つけるのがめんどくさい?」

「言ってないです」

「毎ターン回復してほしい?」

「それはありがたいですが」

「ならば、これだ!」


 魔法使いが杖を掲げて、振り下ろす!

 その先にいたのは……一台のロボットだった。

 四角いボックスの形をしたロボットは、頭も足も手もなかった。

 杖の先にたたずむロボットは、静かに時を待っている。


「さあ、エンチャントマシーンよ、その力を発揮せよ!」


 エンチャントマシーンと呼ばれたロボットは、正面にある口から何か吐き出す。

 それはオレンジ色のもや。

 スカイアドベンチャーも愛用しているスキル、ライズだった。

 ライズの効果は、味方一人の攻撃力アップ。

 腕力が上昇した魔法使いは、舟長を杖で殴りつける。


「おい」

「えい、えい!」


 ターン数が進むにつれて、ライズの効果は重なり、ついには。

 舟長の抗議が聞こえなくなった魔法使いは、下を見た。


「舟長が死んで――」

「回復してください」

「あれ?」


 舟長は玄関のほうに逃げていた。






魔「延々と機械的に、設定した魔法を発動してくれるよ」

舟「SPは誰が負担するんだ?」

魔「……誰が負担するんだろうね?」

舟「あと、回数制限はあるのか?」

魔「ないともったいないね。よし、ちょっと変えてくる!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ