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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
362/527

M-335 ケアデビル


ケアデビル

回復だって、召喚術で!




「模擬戦です」

「はい」


 舟長は、魔法使いの言葉に逆らわない。

 この紙防御のアタッカーは怒らせると怖いのだ。

 具体的にいうと、あとで魔法攻撃によって死ぬ。


「今日は舟長も攻撃していいよ」

「ほう。召喚術も使うぜ」

「オーケー、では、いざバトルスタート!」


 二人は、同時に同じ召喚術を使った。

 アシストデビル。

 自分のステータスを底上げする悪魔を一体召喚する。

 殴り合いのバトルの結果は……。


「素のステータスが弱いから、やっぱり競り負けるか」

「結構いてえな」


 体力の少ない魔法使いは、かなりHPを削られていた。

 しかし、彼女は不敵な笑みを浮かべたままだ。

 回復魔法のヒールでも使うのか、と舟長が身構えていると。

 2ターン目に、魔法使いはもう一度、悪魔召喚をおこなった。


「ケアデビル!」

「なにっ!?」


 現れた召喚体は、白い羽を携えた、男性の姿をしていた。

 白い羽のエフェクトが散ると、魔法使いのHPはみるみる回復していく。

 驚く舟長は動けない。

 魔法使いは悠然と歩いて、舟長にダメージを与えた。

 ぽこっ。

 舟長のHPが三割ぐらいになった。






魔「回復は召喚体がやってくれるから、安心して殴れるね」

舟「なるほど、1ターン無駄にならないってことか」

魔「二回攻撃はずるい? うるせー、勝つために小細工を弄しているんだよ!」

舟「誰に切れてんだよ。ところで、同じ召喚体は二度呼べないのか?」

魔「基本、1戦闘に一回しか召喚できないよ」

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