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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
346/527

M-323 エフェクトマジック


エフェクトマジック

エフェクトだけちょっと借りますね




「見た目魔術師になれる魔法作ったよ」

「なんじゃそりゃ」


 舟長に突っ込まれながら、魔法使いは健気に立ち上がる。

 目元には、涙の……。

 じゃない、これ、軟膏のあとだ。


「誰でも、とは言えないけど」

「じゃあ何のためにあるんだよ」

「パーティー用」

「なにそのパーティー、怖い」

「怖くないよ?」


 魔法使いが不思議そうな顔をした。

 彼女はとても得意げに笑う。

 ずいぶんと自信があるようだ。


「だって、これエフェクトしか出ないもの」

「え? エフェクトって……効果なしってことか?」

「うん。だってパーティーだよ? お祭りだよ? 魔法使ったら危ないじゃん」


 当然の如く言い放つ魔法使い。

 舟長はまだ、魔法使いが何を成し遂げたのか分かっていない。


「危ないなら使わなければいいだろ」

「舟長は挑戦心が足りないね。使わないんじゃなくって、どう安全に使えるようにするか。これが、スペルメイカーとしての役目だと、わたしは思うわけよ」

「そうか」


 魔法使いの長い長いセリフを、舟長は三文字でもって応えた。

 こいつ、聞く気ないな!?

 話が途切れて困った魔法使いは、辺りを見回した。

 誰も見つからなかったが、彼女の恋人はその危機を敏感に察知して、登場した。


「例えばこんな風?」


 エフェクトマジックを唱えながら。


「ベルセルクアターック!」

「うわっ、ちょ――理不尽だぞ! ……ってオレ生きてる?」






魔「完璧だよ、斧戦士さん!」

斧「お褒めに預かり光栄です。これ、スキルも対象内なのね」

魔「うん。エフェクトマジックは、そのあとに使った魔法のエフェクトだけ発生させるんだ」

舟「そういう話か……。気になったんだが、このパチパチ言う音はどうにもならんのか?」

魔「それは、エフェクトだけで効果はでませんよ、という合図の音です」

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