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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
339/527

M-317 ポイズンレイク


ポイズンレイク

それ、見れば分かるんじゃね?




 旅する冒険者、スカイアドベンチャーは現在、絶賛冒険中。

 空は曇天、街は廃墟。

 すっかり荒れ果てた、かつての王都を散策していると。

 沼があった。

 沼は大きく、深そうだった。

 まだ、向こうに家が立ち並んでいるのが見える。

 昔は橋があったのだろうか?


「ねえ、舟長、遠回りする?」

「けど、向こうまで見に行って、道があるとは限らねーしな」

「渡っちまおうぜ!」

「うーん、渡れるのかなあ……」

「色やばいよね」


 斧戦士のセリフ通り、沼の色は紫色をしていた。

 それも、毒々しいビビットなカラーリング。

 どう見ても、毒沼だった。


「落ちても大丈夫か、確かめる方法があるぞ」

「わたしも知ってるよ!」

「およ、魔法使いさんも?」


 提案した斧戦士は、同時に手を上げた魔法使いを見つめる。

 うーん、可愛い。


「じゃあ同時にやろうか」

「あ、待って。実際に沼の水がないと、分かんないのだ」

「そうだったのか。じゃあ、サンドバックに汲ませるね」


 斧戦士は、カプセルから男を取り出すと、遠慮なく毒沼(仮)に投げ込んだ。

 男は底なし沼で、なにかわめいている。

 カップを投げてやると、うまいことキャッチして、奇跡的に中身が入った。

 すばやく斧戦士の分体が、回収する。

 綺麗に拭われてから、魔法使いの手に渡る。


「よーし、ポイズンレイク!」

「毒の湖ですか」

「飲み水かどうか、判定してくれるらしいね」

「……、飲めない! これ、飲めない水です!」






?「ねえ、オレが落ちた意味は?」

舟「水汲みなんじゃねーの」

?「この野郎、おまえらも落ちろー!」

ア「あ、剣士! 危ない!」

剣「おっとっと……。でも、なんともないぜ? ここ、なんか浅いし」

斧「ヒント:毒無効のアクセサリー」

?「これ、地形ダメージじゃねえの!?」

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