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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
321/527

A13-136 リジェネプラス・プラス(邪)


リジェネプラス・プラス(邪)

さっさと昏倒していただきたい




「やあ!」

「わあ、こんにちは☆」


 爽やかな挨拶を交わし合った、男二人は、険悪な表情で武器を投げ合った。

 鉄格子の外からは、矢印のような黒い槍が。

 鉄格子のなかからは、男の得意魔法、カルメンビートが解き放たれる。

 しかし、どちらも鉄格子に阻まれて、相手には届かない。


「なんか、最近こっちに来るの多いな?」

「ネタがなくて」

「え?」


 男がびっくりしている間に、鉄格子の反対側にいる青年は呪文を唱えた。


「リジェネプラ・プラ」

「うん?」

「さっさと昏倒しろ」

「は?」


 なかなか倒れない男。

 レジストされているのだろうか。

 呪文を唱えた青年はイライラしている。


「……ありゃ?」

「わーい! 死ね死ね」


 急に子どもみたく罵り始めた青年は、鉄格子の奥に槍をたくさん生成して、男にぶっさす。

 男の意識は既にない。

 しかし、槍が消え、傷が増える傍ら、魔法の効果で傷は次々に治っていく。

 五分後、起きた男はウニみたくなった自分を見て、大爆笑した。


「生きてるって素晴らしいね」






魔「リジェネ++を素直にプラプラと読んだ自分が怖い」

斧「インクリメントなんですね、分かります」

舟「おまえらは急に何を言い出したの?」

剣「リアルの事情が侵食している……」

ア「プログラマーって怖いね」

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