表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
319/527

M-303 ラインメイズ


ラインメイズ

迷路を作ります




「はあ。恐ろしい目に遭った……」


 舟長がつぶやいている。

 場所は、スカイアドベンチャーのおうち。

 の、リビング。

 この間から、肉壁ダンジョンされ続けた、魔の部屋でもある。


「ふえっくしょい! 呼んだ?」

「魔の部屋ってそういう意味じゃねーよ」


 おかしな勘違いをした魔法使いを放置していたら、彼女はなんだかおもしろそうなことを始めた。

 ミラーライトを自力で作ったと思われる模型に流しているのだ。

 魔法使いがそっと模型をはずす。

 すると、ミラーライトは分散せず、その場に残って、模型通りくるくる回っている。


「よし。次は……」

「それ、こないだの四角い枠組みか?」

「うわ、びっくりした!」

「いや、だいぶ前から居たし、さっき話しただろ」

「そうだっけ?」


 忘れがちな魔法使いは首を傾げた。

 その間も、ミラーライトはくるくる。

 模型をかたちどるように、回っている。


「そうだよ。舟長が取り残された、クリアフロアの場所を示すために使ったの」

「そうか、ケンカ売ってんだな? この、この」

「ほげー! 何をするか! 助けて、斧戦士さーん」

「魔法使いさんの危機に参上、斧戦士マン! 死ねっ舟長!」

「ダークヒーローにもほどがある!」


 投げられた斧から、必死に逃げる舟長。

 しかし、命中率に定評のある斧戦士からは逃げられない。

 すっぱり身体を斬られて、舟長は床に転がった。

 その間も、ミラーライトはくるくる。

 模型通りにくるくる回っていた。






魔「結構、持つね」

斧「効果時間、長いね」

ア「あのー、舟長が死んでるですけど」

剣「うわあ、こりゃすっぱり斬れて」

舟「感心してないで、回復してくれ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ