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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
301/527

M-290 フェニクスウィング


フェニクスウィング

不死鳥の羽か、世界樹の葉か




「『斧戦士と奮起』に出てきたスキル解説、最終回!」

「全三回か……まあ、ねつ造する訳にも行かんし、仕方ないな」

「なにをねつ造する気なのだね」


 魔法使いと舟長はお茶菓子を食べながら話をする。

 今日は行動が恐ろしいアサシンも、思考が恐ろしい斧戦士もいないので、安心だ。

 剣士がそんな二人を見ながら、ため息をついた。


「もうちょっと真面目にやれよな……」


 もちろん、魔法使いがそんな声に気付くわけもなく。

 話は次の段階に進む。


「フェニクスウィングは不死鳥効果だよ」

「斧戦士も言っていたが、オートリバイブと効果同じだよな」

「そうね。戦闘不能を一度だけ回避してくれるスキルだね」

「ん? でも妙だな。リガット先生は典型的な脳筋キャラ。回復魔法を習得……したのか?」


 舟長が気がついた。

 舟長の言う通り、リガット先生は回復魔法を使うようなキャラではない。

 それよりかはHPの最大値を上げて、命の尽きるまで戦うような人だ。

 そんな人物が、どうやってフェニクスウィングを習得したのだろうか。


「このスキルね、オートリバイブと違って効果が永続じゃないんだよ」

「ターン制限でもあるのか?」

「うん。五ターンだけだね。だからか、SP消費も少ないの」

「ますます、SPの少ない戦士課向きだな」


 魔法使いはニコニコしながら続けた。


「一応、全生徒が習得可能みたい。夏季補習でがっつりやれば覚えられるらしいよ」

「……オレ、オートリバイブでいいや」






魔「まあね、オートリバイブのほうが効果は高いし」

剣「オレみたいな騎士ジョブも、オートリバイブのほうがいいかな」

舟「スキルリミットと、フェニクスウィング、それとスペルガーディアンだっけ? 三つ揃えば斧戦士にも勝てたんじゃね?」

魔「フェニクスウィングは回復スキルだから、スキルリミットと併用できません」

剣「そうそう、うまく行く訳ないか……」

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