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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
296/527

M-287 クロースコレクション


クロースコレクション

吸引力すごいよ




「今日も暑いね」

「暑いねー」

「おまえらの様子のほうがよっぽど暑いわ!」


 仲良く話す二人を叱りつけたのは、舟長。

 彼も恋人を持つが、普段あまり甘やかな雰囲気にならないせいか、こんなやりとりに憧れているらしい。


「おい、ねつ造するな」

「どったの、舟長。虚空を見上げて」

「あ、いや。なんでもない」


 その恋人、アサシンが出てきてしまったから大変だ。

 舟長はなんとか証拠隠滅しようとしたが、見えるものの触れないものをどう隠すというのか。

 同じく虚空を見上げたアサシンは、文章を見て笑った。


「えへへ。舟長、ねえ、これどういう意味?」


 果たして本当に笑っているのだろうか。

 再び亀裂の入りそうなカップルは置いといて、もう一つのカップルは実に平和だった。


「あのねー、魔法作ったの」

「どんな?」

「服を一瞬でしまう魔法!」


 自信満々のご回答に、彼は困った。


「……用途は?」

「すぐシャワーを浴びたいときとか?」






斧「魔法使いさんは無邪気で可愛いなあ」

舟「その魔法具、どこに持っていくつもりだ?」

斧「サンドバッグにプレゼントしようかと思って」

舟「マジ、こいつ、悪意しか感じられない」

魔「服を出すときは、ジェムを砕いてね」

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