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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
293/527

M-284 ホット&コールド


ホット&コールド

魔法使いが急に重病になった理由




「ふふふ、この魔法さえあれば、学校休みたい放題さ!」

「うん、まずはその弱々しい声をなんとかしようか」


 ここは、斧戦士の部屋。

 熱で倒れた魔法使いは、自分の部屋ではなく、ここに倒れ込んでいた。


「うーん、うーん」

「……学校休みたいなら、いくらでも手段はあるのに」


 斧戦士はうなる魔法使いに囁く。


「おれが学園ごと破壊すれば、二度と学校になんか行かなくていいよ」

「斧戦士さんはそうしたいの?」

「……魔法使いさんが望むのであれば、今すぐにでも」

「うふふ。壮大な夢」

「……今の、寝言?」


 魔法使いは答えない。

 斧戦士が確認すると、彼女は寝息を立てていた。


「……よく寝られてるみたいだし、すぐによくなるかな」

「むにゃむにゃ」

「さて、魔法使いさんが身体を張ってまでこうしたんだから。下のカップルは元通り、にしないと」


 分体を生成して、魔法使いに添わせると、自身は下の階へ降りていく。

 まずは舟長をとっ捕まえないと。

 斧戦士は薄く笑みを浮かべた。






剣「おーい、大丈夫か?」

魔「へーきへーき。もう大丈夫」

剣「無茶すんなよ」

魔「あれは魔法で引き起こした病なの。ディスペルで治るよ」

斧「ただし、ディスペルで剥がしても、しっかり具合悪くなるので、使用には注意しよう」

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