表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
290/527

M-281 カラーチェンジ


カラーチェンジ

着せ替えゲーム




「ねえねえ、アサシンちゃん」

「なに?」

「気軽にイメチェンできる魔法があったら、良いと思わない?」


 そう言って魔法使いが提案したのは朝のこと。

 朝食を食べ終わると、二人はこそこそ二階へ上がり、昼になっても降りてこない。

 心配した剣士が舟長を遣わすと、そこには意外な光景が広がっていた。


「……どちらさまですか?」


 マヌケな挨拶をしたのは、舟長。

 こともあろうか、長年組んでいる仲間や、恋人の顔が分からなかったのだ。


「舟長、ケンカ売ってんの?」

「いや、違うんですアサシンさん、別人に見えるくらい様変わりしましたね、という意味であって」

「ふーん。別人ねえ」

「斧戦士さんに見せてくるー! ふがっ」

「斧戦士なら後ろにいるけど、って、もう捕まってた」


 斧戦士は、自身が最愛する魔法使いの顔を見間違えたりしなかった。


「魔法使いさん、大丈夫? まほ……魔法使いさん、その髪の毛どうしたの」

「ほれ、見ろ! 斧戦士だって一瞬迷ったぞ!」

「へえ。言いたいのはそれだけ?」


 アサシンは、女子会に乗り込んできた舟長に怒り心頭である。

 どこから取り出したのか、ダガー片手に、舟長に迫る。


「タンマ! ちょ、待って! もう少し弁解させてくれ!」

「これー? 魔法で染めたように見せてるの」

「幻覚の一種か。なるほど、だからアサシンとの共同開発なんだな」


 ほのぼのと話を続けるこちらのカップルと、奥のほうでもめるカップル。

 その温度差といったらもう、すごいものだ。

 冷気を漂わせる恋人に耐えられなくなり、舟長は扉をばたんと開けて飛び出していく。

 アサシンはがっかりした。


「そんなに似合わないかなあ……」






剣「おお、アサシン、涼しそうな色合いだな!」

ア「ホント? ありがとー。舟長ったらさー、逃げちゃったんだよー、ひどくない?」

剣「その頭を見てか? 甲斐性のない男だな」

ア「でしょでしょー? もう、舟長ったらしばらく許してあげない!」

剣「……可哀想なヤツ」




ア「ちょっと髪の色を変えただけなのに……」

斧「ちなみに、普段のアサシンの髪色は紺だ」

剣「今は水色っていうか、氷みたいな綺麗な色だぜ」

魔「いつも身体的な特徴を描写してないから、分かりにくかったね、ごめんね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ