表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
289/527

M-280 ソードビーム


ソードビーム

レーザーも出そう




「見て見て、こないだダンジョンで拾った武器!」

「クリスタル製の……? ああ、能力値が微妙な剣だろ?」


 緑色に輝く刃を持った剣。

 それを掲げて大喜びをしているのは、魔法使い。

 魔術師の魔法使いだ。

 得意げに自慢されている男、舟長はいつもに増して怪訝な表情をしている。


「それがどうしたんだよ」

「言うより見たほうが早い! えい!」


 魔法使いは剣を振った。

 舟長はなんなく剣を避け、直後に迫った謎の光もなんとか避けた。

 光はまっすぐ飛んでいって、壁に当たって轟音を響かせた。


「相変わらずあぶねーな」

「ビーム出たでしょ?」

「オレに対する謝罪はないのか」

「え?」


 会話がドッチボールである。


「で、なに? ビームが出る魔法を、剣に付与するとこうなるワケ?」

「ううん。それじゃうまく行かなかったから、専用の術式を作って、クリスタルの中に埋め込んだよ」

「ふーん。能力値は?」

「いじってないよ」


 舟長はこの物珍しい剣――もはや魔剣と言っても差し支えないかもしれないそれを、しげしげと眺めた。

 ビームは便利かもしれないが、能力値が低すぎて、恐らく自分たちでは使わないだろう。


「じゃあ、若い冒険者に高く売りつけるかね」






ア「9,999,999ゴールドとかやめてよ」

舟「そんなアホみたいな値段付けねーよ!」

魔「最低レベルのアイテムに、カンストレベルの値段付けるヤツ、あるあるだよね」

斧「一方で、最高ランクのアイテムは、同値段でも売れていくのだから不思議」

剣「レア度とか希少度とかの関係かね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ