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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
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M-266 TTコンテンツ


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家探しはボス戦のもと




 冒険者の性として、人の家でも家探ししたくなる、というものがある。

 タンスやクローゼットを開けたり、ツボやミルク缶を覗いたりして、アイテムを集めるのだ。

 普通に住んでいる人の前でもやってしまうので、原則、取っていいのは一個までと決まっている。

 たくさんあるからと言って、無限に99個取り出したりしてはいけないのだ。


「おじゃましまーす」

「……誰もいないな。というか、完全にここ空き家だろ」

「じゃあ、めぼしいものはなさそうかな?」

「分からん。一応探索しとこうぜ」


 舟長の命に従って、四人は埃だらけの室内を探り始める。

 すると、魔法使いが何かのチップ片手に、舟長のもとへやってきた。


「こんなんあったよー!」

「なにこれ。ゴミじゃね?」

「舟長、よく見ろ。これはパズルのピースだ」

「パズル……? そういえばこないだの街でもパズルピースを拾ったな」

「ああ、一気に333個取れたやつでしょ?」

「1000ピースパズルなんだよな、確か」


 舟長は、魔法使いの持ってきたチップをしげしげと見つめた。

 言われてみれば、そう見えないこともない。

 いま、アイテム袋に入っているピースは999個。

 これが最後の1ピースだとしたら、なにが起こるのだろう?

 パズルの絵柄は何故かメイドさん。

 まあ、メイドが現れたところで、どうってことないか。

 舟長はそう判断して、黄色いチップをアイテム袋に収納した。

 すると、目のくらむような光が放出されて、銃を持ったメイドさんが現れた。


「どうってことありそうだよ、舟長」

「これ、絶対戦闘になるよな。ボス戦だよな、逃げられないよな」


 武器を構えるメイドロボ。

 スカイアドベンチャーは臨戦態勢に入った。






魔「コンプリートすると、戦闘できるおまけつき」

舟「強制的に戦闘が始まったんですが」

ア「魔法攻撃がよく効いて良かったよ、ホントに」

剣「ロボだからか? 物理が通じないのは」

斧「胸の装甲がどうのって言うと、強化されるとかなんとか」

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