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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
269/527

M-262 シールドウォーク


シールドウォーク

ノンスタイリッシュ船アクション




 ダンジョンというのは、危険な場所だ。

 命知らずの冒険者ぐらいしか行かないのだから、当然危険である。

 灼熱のマグマがあったり、押し寄せてくる濁流があったり、毒沼があったりする。

 そういう時に迂回するのが正しい道なのか、ごり押しで行くのが正しい道なのか。

 スカイアドベンチャーはそのどちらでもなかった。


「ふっ、この程度の毒沼、ジャンプすれば余裕だよ!」

「魔法使いさんのジャンプじゃ届かないと思うので、ほかの方法を探そう」

「ていうか、毒沼って通れるの? 通行不可のお邪魔アイテムじゃないの?」

「がれきと違って高さはないからな。空でも飛べるなら通行可能だぜ」

「橋でも架けるか?」


 ショートカットする気満々である。

 迂回して長い道のりを歩くと、モンスターと戦闘になる確率が高い。

 別に、特別強いモンスターが出るから嫌だという訳ではなく、単に戦闘する時間が面倒なだけだ。


「よーし、船でも作ろうか!」

「おい、オレの発言は無視かよ」

「剣士、その盾ちょっと貸して」

「ほいよ」

「お、おい、まさか……!」

「斧戦士さん、結界お願い」

「もう付いてるよ」

「とびきり強力なやつ」

「ほいほい」


 そして、魔法使いは、毒沼に向かって盾を沈めた。

 ふわりと浮き上がる盾。

 すこしの傷もなく、燦然と銀色に輝いていた。






魔「よし、これで向こう岸に渡れる」

ア「これだけ盾が大きいと、船っていうより橋だよね」

舟「やっぱり橋でよかったんじゃなねーか!」

斧「魔法使いさんが言うことは絶対、これは船です」

剣「一応、溶けてもいいように、シルバーシールドにしておいたが杞憂だったぜ」

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