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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
263/527

M-256 スプリンクラー


スプリンクラー

範囲攻撃(味方も含む)




「さっきからわらわら、わらわらと元気だな! こいつら!」

「舟長、右から来てるよ!」

「斧一閃!」

「エナジーブラスト!」

「全体攻撃でも間に合わねーって……さすがにやばいぜ!」


 新しいダンジョンに来たはいいが、そこは当然、新天地。

 ロクなモンスター情報も持たずに特攻したら、このざまだ。

 膨大過ぎるモンスターに囲まれたスカイアドベンチャーは、地味に窮地へと追い込まれていた。


「安全地帯を作って、そこからちまちま減らすってのはどう?」

「ツリーオブロダ作戦かよ」

「あれは攻撃できないからちょっと違くね?」

「いや、そんなことはどうでもいいんだけど」


 いくらSPが回復する武器と防具で固めていると言っても、肉体や精神の疲れは出る。

 斧戦士と魔法使いの調子は万全とは言い難い。

 無限の体力を持ちそうな斧戦士であっても、そろそろ休憩が必要そうだった。


「じゃあ、結界でも張ってもらうか?」

「斧戦士、頼める?」

「うーんと、とりあえず、魔法使いさんが試したいことがあるみたい」

「え?」


 魔法使いが魔法陣を地面に描く。

 細かい描写は斧戦士が担当しているようだ。

 モンスターの波が近づいてくる。

 舟長とアサシンが列攻撃で必死に対応するが、波はじわじわと狭まっていた。

 いよいよ全滅かと思われたそのとき、魔法使いの新作が炸裂する。


「ウィンドスタンドで、スプリンクラー!」


 目の前に迫っていたモンスターが、真横にすっ飛ばされていった。






ア「なんかデジャヴを感じる」

剣「それ、策にまんまとはまって飛んでったサンドバッグじゃね?」

斧「※ブラックランスを参照のこと」

魔「ちなみこれ、内側から触っても吹っ飛ばされるので注意!」

舟「もっと安全な魔法はなかったのか!?」




魔「ミラーライトでスプリンクラー!」

舟「おお、きれいだな」

魔「イルミネーションみたいでしょ?」

舟「だが、これは、味方にも安全だが、外にも安全だな?」

魔「うん、攻撃性はないよ」

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