表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
258/527

M-251 スライミーウォーター


スライミーウォーター

溶かすよ!




「雑か! 説明雑だぞ、魔法使い!」

「ひょえ? 何が?」

「ああ、いや。うん。ごめん、なんでもないわ」

「あっそう……」


 魔法使いはこのあいだ作った、魔法の糸を取り出して、なにやら用意している。

 木箱のなかには、メテオスターから抽出した隕石。

 それから、いつも携帯している魔法製作用の杖。


「何が始まるんです?」

「第三次……えーっと」

「考えてから言えって。待っててやるから」

「ホントにー?」

「ホントだって」


 作業をしながら考える魔法使い。

 杖を片手に、何か小声で唱える。

 舟長には、スライムなんとかと聞こえた気がしたが、これが今回の新作魔法だ。

 効果は、特定の固体を溶かして液体にする、というもの。

 魔法の対象はなんと、隕石だった。


「よーし、じゃあこれに糸を漬けこんで……」

「馬鹿、魔法使い! これ漏れてるぞ!」

「え? どこどこ?」

「どこっていうか、全体だ!」

「代わりの入れ物を持ってきました」


 ワープで現れた斧戦士は、金属製のバケツを持参していた。

 なんだかよく分からない原理で溶けているものを、そんな普通の入れ物に入れていいのかとか、迷う時間はなかった。

 残ったわずかな液体をかき出し、バケツに入れ替える。

 しかし。


「おい、どうすんだよ。染み込んでるぞ、これ」

「普通の方法じゃ取れそうもないね。どうする? 魔法使いさん」

「んじゃまあ、そのバケツ、ここにだばーして」

「えっ!?」

「だばー」


 必死で集めたはずの液体が、すべて床に染み込んでいく。

 舟長は、魔法使いと斧戦士を交互に見た。

 そうするしかなかったからだ。


「じゃ、ディスペル!」


 ディスペルは、かかっている魔法を引き剥がせる魔法である。

 この場合、隕石にかかっていたスライミーウォーターが無効になって……。

 床の上にごろんと三つの隕石が現れた。






魔「第三次……やり直し大会だ!」

舟「その発言からやり直してほしい」

斧「魔法使いさん、この糸をこれに漬ければいいのー?」

ア「斧戦士のワープ便利だよねえ。ボクも使いたい」

剣「対象にする人物を目的にワープしてんだっけ? 難しいぜ……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ