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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
256/527

M-249 ポップフラワー


ポップフラワー

キミの笑顔が咲くように




「なにこのキザなセリフ」

「戦闘中になに言ってんの?」

「舟長、頭だいじょぶ?」

「おまえよりはましです」

「斧戦士! 戦闘中に味方を襲うのはやめろ!」

「すまん、すまん」


 全然、緊迫感のない戦闘である。

 しかし、これがデフォルトである彼らは、雑談を交わしながら確かに攻撃を加えていた。


「けど、あれ、気になるだろ?」

「ああ、頭上に浮かんでる文字でしょ?」

「魔法使いの新作紹介なんだから、もう少し待とうぜ」

「なんでこの人たち、上の文字見えてんの? 怖い」


 斧戦士はおののいた。

 上の文字、というのは、この話の一番上に書いてある、ポップフラワー以下二行のことだ。

 あれはいつも魔法使いが考えてたり、考えてなかったりするので、魔法使いがカンカンかと思いきや、彼女はじっと黙っている。

 いや、これは黙っているのではない。

 魔法の詠唱中だ!


「……ポップフラワー!」


 炸裂する色とりどりの魔法の花。

 敵は花に押しつぶされて死んだ。

 花葬である。


「地属性攻撃さ!」


 誰に向けてだろうか、ポーズを決める魔法使い。

 画面の向こうのキミへ。

 この花を見て、ぜひ笑顔を咲かせてほしい。






魔「咲かせてほしいって変換したら、割かせてほしいって出た。こわい」

舟「おまえは何を言っているんだよ」

斧「これ、敵が地上にいると、近くの植物の花が咲いて、攻撃に参加してくれるんだ」

ア「へー、だからポップアップするみたいな感じ!?」

剣「たぶんそうなんだろうけど、本人……あいつら何の話してんの?」

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