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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
252/527

M-245 キノコミュージック


キノコミュージック

暑さでやられた模様




「舟長」

「あん?」

「そこのシイタケ取って」


 魔法使いの珍妙な指示に、舟長と呼ばれた男はしばし戸惑った。

 まあ、横にシイタケあるけど……。

 これをどうする気だ?


「おーい」

「聞こえてる、聞こえてるって。何に使う気なんだよ?」

「新作の魔法だよ」

「シイタケはキノコだぞ?」

「うん」


 だんだん近づいてくる声に、舟長は恐怖を抱かずにはいられない。

 こいつ、正気か?

 今日は久しぶりに気温が30度を超えた。

 暑さで頭がやられていてもおかしくないぐらい、暑い。


「おい、魔法使い。熱を測れ」

「え?」

「ほれ。体温計」

「舟長大丈夫? 頭が」


 頭の心配をしたら、逆に頭の心配をされたでござる。

 舟長はおののいた。

 とうとう、シイタケにたどり着いた魔法使いは、手を伸ばす。

 ふたつのシイタケを握って、にっこり微笑んだ。


「ふふふ。これで音楽が聞ける」

「おまえは何を言ってるんだ……」






ア「あれ? キノコの数が足りないよ?」

斧「ああ、それは魔法使いさんが新作魔法の材料に使ったから」

ア「ふうん。魔術師にキノコ、まあ定番か。何作ったの?」

斧「ヘッドホン」

ア「……魔法とはいったい……」

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